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踊るマハーバーラタ 愚かで愛しい物語 (光文社新書)

価格: ¥199
カテゴリ: 新書
ブランド: 光文社
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おおらかで、わがままで、...なんと人間的な神々 ★★★★☆
そのスジでは、超古代の核戦争を綴った大叙事詩ともいわれる『マハーバーラタ』。
モヘンジョダロから出土するガラス状の固形物はこの核戦争での熱で石が変質した
もの、と考えられている(そうです)???。

ま、これはおいといて…物語としておもしろい。
なによりも、この物語の中に登場するインドの神様は おおらかというか、いいかげん
というか…いかにも人間らしい神様たちです。この本ですべては語れないところも多く、
面白いところを抜粋しているというのもあるのでしょうが…一読してみてください。
人間くさい神様とたくましい人間(特に女性)に出会えます。

仏教は、既存の宗教を征服するという形ではなく、取り込んで再構成することを繰り返し
てきました。中でも密教は、このインドの神様を取り込んで思想と神々を再構成していま
す。これだけのアクの強い神様を取り込んでく過程で、『密教』がどれほど苦悩を繰り返
してきたか…これを想像しながら読むだけでも楽しいです(不謹慎な読み方ですが)。