言葉のリズムがいい、怖いけれどホッとするお話
★★★★★
ひらがなだけで分かち書きの文章は、読み聞かせに慣れない人にとっては、最初は読みにくいと感じるかもしれません。
でも、ちょっと練習して読んでみると、言葉に独特のリズムがあり、そのリズムが物語をイキイキさせていることに気付きます。
きつねのきっこは、おおばあちゃんにマントを作ってもらって大喜び。同じようにマントを作ってもらった二匹のいたちとそり遊びに出かけます。
おおばあちゃんから“ゆきぼうず”に会っても寒いと言わないように注意され、お茶の入ったまほうびんを持って遊びに出かけました。
遊んでいると、おおさむ、こさむという2つの雪だるまに出会い一緒に遊ぶのですが、実はこの雪だるまが“ゆきぼうず”。
雪だるまがだんだん大きくなって、きっこたちを凍らせようとします。きっこたちを凍らせようする“ゆきぼうず”の絵の迫力は、“ゆきぼうず”の怖さを子供たちにうまく伝えてくれます。
逃げていくきっこたちを見て、怒り狂って山の上からほえている“ゆきぼうず”絵も、子供たちに人気でした。
もちろん最後は、ハッピーエンドです。
寒い日に読みたくなります
★★★★★
幼児対象の絵本の読み聞かせで、この本と出合いました。
ヒュ〜 ヒュ〜北風木枯らし舞う日には「外にはおおさむとこさむがどこかにいるんだね、おうちであたたまろうね」と4歳の娘をはじめ、4歳と8歳の息子も言ってます。
子ども達は大きくなっても きっと寒い冬の日には この本を思い出し、手にとって読んで、最後にゆきぼうすから逃げて帰ってたどり着いた、おおばあちゃんちのような暖かな気持ちになるだろうなと思い購入しました。
とてもオススメです。
ちょっと怖いのが好きな人に
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あたたかいマントがうれしくて、きっことちいとにいは、おばあちゃんが止めるのもきかずに、そりあそびに出かけます…。
雪だるま?ちび雪男?の化け物?
★★★★☆
こいでさんの絵は不思議な魅力があります。
文章もリズムがあり、生き生きとしています。
この本は雪が積もり始めたら読みたくなる本ですね。
最初は可愛い雪だるま?だった化け物ですが、
だんだん正体を現します。
ついには化け物がキッコ達を凍らせようと襲いかかった瞬間、
持っていた熱いお茶を化け物にかけ、無事逃げ帰ったキッコ達・・
読み進むうちに、聞いている子達はだんだん怖そうな表情になります。
子どもって、怖いくせに怖いお話が好きなんですよね。
さむそう
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前に「やまこえのこえかわこえて」を買って、娘がとっても気に入ったので今回も購入しました。最初は怖がっていましたが、きっこがゆきぼうずをやっつけるとわかると、何回も「よんで〜」ともって来るようになりました。ゆきぼうずがだんだん大きくなるシーンは「あ、ほんとにおおきくなってきた!!」とページを見返したりして楽しんでみています。