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スピードをあげろ (ディアプラス文庫)

価格: ¥588
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新書館
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:久我有加/著 出版社名:新書館 シリーズ名:新書館ディアプラス文庫 発行年月:2005年02月 関連キーワード:スピ-ド オ アゲロ シンシヨカン デイア プラス ブンコ すぴ-ど お あげろ しんしよかん でいあ ぷらす ぶんこ、 シンシヨカン シンシヨカン 3136 しんしよかん しんしよかん 3136、 シンシヨカン シンシヨカン 3136 しんしよかん しんしよかん 3136 兄の突然の渡仏により家業の跡取りの座が回ってきた裕志は、多田の経営する居酒屋で修行することになった。キレイな顔して甘え上手。生まれ持った小器用さで世を渡ってきた裕志だが、多田には通用しなかった。一枚も二枚も上手な多田にムカつきつつも、彼の実力は認めざるを得ない。負けず嫌い根性で修行を続けるうち、彼の好きな相手が男性で、しかも片想いだと知り…。「春の声」の多田登場、フルスピード・ラブ。
荒削りっぽい作品だったけど、それが青春ぽくてよかった。 ★★★☆☆
久我作品では最初の方らしいですが、荒削りっぽい感じがすれど、とてもよくできた面白い作品でした。

デビュー作「春の声」で出てきた多田が攻主役。
この多田にどうやっても勝てない裕志は、まるで多田の掌でもがいているだけの孫悟空のようで、かわいい。
二人の関係はどうやっても対等ではなく、多田に余裕があって、裕志は多田にまわされている。

それが顕著でマジおもろいのが、同時に入っている「ブレーキをかけろ」
多田の行動に一喜一憂する裕志。
怒ったりすねたり何だかんだと多田の気持ちを毎日確かめずにはいられない裕志のセリフや行動がめちゃかわいい。
そして最後にあかされる実は余裕全くなくて焦っていた多田の本音が、この話のピーク。
顔にでないけど、本当は焦ってるという多田も、かわいい。

久我作品はただBLってだけじゃなくて、いろんなこと、家族とか人生とか、相手との間合いとか、現実的なことを至って現実的に考えさせられるので、ストーリー自体がおもしろい。
BLカテゴリーじゃなくても読みたくなる作品が多いが、この「スピードをあげろ」もその一つ。

ってことで、ストーリー重視なので、エロはそんなにエロくも激しくもない。自己主張がないエロ。それがまたいいんだけど。
何だかなぁ ★★☆☆☆
私、久我さん好きだったけど、最近の作品って「……?」と思ってしまう。
「キスの温度」を読んだとき、関西弁の柔らかさがあまりにも心地よくてじたばたしてしまうくらいだったのに、作品数が増えるにしたがってくどさを感じるようになった。上手く説明できないけど、東京の人が書いた関西弁キャラみたいな過剰感がつきまとう。読むたびに「何だかなぁ」と思いながら惰性で購入している状態だ。まあ、文句を言いつつ最後まで読むんだけど。久我さんの萌えツボってコレだったの???と思いっきり疑問符。

登場人物はガサツ。繊細じゃなくてウジウジ。もちろん個人的な好みだけど、本当に残念だ。
「春の声」のサイドストーリーとして読むからいけないのかなぁ。

ファンにはたまらん! ★★★★★
年上攻、年下受のお話。
生意気で世間を甘く見てきた祐志は、やり手オーナー・多田の元で働き始める。多田にやり込められるばかりの日々に当初は反感しか覚えなかった祐志だったが、次第にそれ以外の気持ちも芽生え始めて……?

子供っぽい祐志が気持ちを自覚した途端、『彼らしい』気持ちのぶつけ方をしていく様子が、萌えへストレートにずどんと来ます。
多田の毎度のイヤミへ毎度真剣に言い返してしまう祐志に、多田でなくとも『カワイイ』と思ってしまうかも。

「年齢差のある年上攻」は少し苦手な私にも「とても面白い」と思わせてくれたオススメ作品です。

また、今作は作者のデビュー作「春の声」とつながってます。
前作を知らなくても全く問題はないですが、読んでいればより楽しめること間違いなし。
前作の登場人物たちの幸せそうな描写にホロッときたり、作中に出てくる「女探偵」はもしかして……?と、ファンならつい「ニヤリ」としてしまう仕掛けが盛りだくさんです。