どこかでみたことのあるような話、
無理のある展開、
好感のもてない登場人物たちのが時折おこす不自然な行動、
稚拙な表現。
考えてみれば2つの物語が絡み合うという小説も
いままで全くなかったというわけではないし
アイディアという面でもそこまで評価できるのかどうか・・。
なんだか作者の自己満足しかつたわってきませんでした。
申し訳ありませんが、私にはあわなかったようです。
(以下ネタバレ)
とくにありえないと思ったのが
「監禁されている助けてくれ」というメールを送ってきた相手に
突然「密室の資料を送ってくれ」などと返信する場面。
大多数の人は密室の資料なんて持っていないだろうと想定されるうえ、
監禁されていると自分に訴えてくる不審な人物(しかも本当に拘束されている可能性もある)にその助言を求めることは、
きわめて考えにくいのでは。
そして清水真弓の「私も大人の女。あの女の背中をちょっと押して
おでんをおとしてやろうかなって、そんな他愛のないいたずら」という場面。
大人の女がそんなことするか?
正直、腹が立ちます。