「予が如き 頑魯の者、あに敢えてせんや。」
★★★★☆
「第二章 古代国家の変容」「第三章 列島の災害と戦禍」
「第四章 受領の成立と列島の動乱」が論理の軸になっている。
「第五章 新しい仏教」「第六章 貴族の生活」「第七章 都市の暮らしとムラの生活」
「第八章 東アジアとの外交と列島」が紹介されている。
第一章に『古今和歌集』の政治的な位置づけがされているのも、
読者の関心を引き込む点で成功している感じです。木造の空也像、
平等院鳳凰堂、『餓鬼草子』、『源氏物語絵巻』を並べて見ると、
変わらぬ人のこころのもがきを感じます。
平安時代って・・・・ご先祖さまはどこで、どう生きてらっしゃたのか。