センター試験数学II・Bのベクトルの問題は毎年多くの受験生を悩ませます．つ
まり
・たいていの受験生にとって最後の問題なので，残り時間が少ない．
・それにも関わらず，計算量が多く面倒．

その対策として少しでも計算を楽にする方法を本書では解説します．具体的には
次の通りです．
§1.共線条件，共面条件〜2直線の交点や，直線と平面の交点を簡単に求める
方法を解説します．
§2.面積比，体積比〜三角形の面積や，四面体の体積比を簡単に求める方法を
解説します．
§3.メネラウスの定理，カルノーの定理〜ベクトルの計算に非常に役立つメネ
ラウスの定理の使い方を解説します．さらに，メネラウスの定理の四面体
バージョンである「カルノーの定理」も解説し，センター試験や早稲田大学，名古屋大学，岐阜大学医学部の入試問題への応用を解説します．
　さらには，モスクワ大学の入試問題の解説もします．
ーーーーー
目次
§0.はじめに
§1.共線条件・共面条件
1.1 直線の交点の求め方
1.1.1 共線条件の練習問題
練習1
練習2
練習3
1.2 直線と平面の交点の求め方
1.2.1 共面条件の練習問題
練習4
練習5
§2.面積比・体積比
2.1 三角形の面積比の基本
2.1.1 面積比の練習問題
練習6
練習7
練習8(図の書き方の確認)
2.2 四面体の体積比の基本
2.2.1 体積比の練習問題
練習9
§3.メネラウスの定理・カルノーの定理
3.1 キツネをみたらメネラウス
3.1.1 メネラウスの定理の使い方(詳細版)
練習10
3.2 カルノーの定理〜メネラウスの定理の四面体版
3.2.1 カルノーの定理の練習問題
練習11〜センター試験
練習12〜早稲田大
練習13〜名古屋大
練習14〜岐阜大．医学部．
3.3 モスクワ大学の入試問題
§4.あとがき〜空っぽの容れ物とF先生