この電子書籍は，科学雑誌『Newton』2013年11月号に掲載された特集記事の電子版です。同じ号に掲載された他の記事は含まれません。記述は掲載時の情報にもとづいたものです。一部画像の削除等，紙版とは異なる場合があります。大きいサイズのカラーディスプレイをもつ端末でお楽しみください。この電子書籍は紙版と同一のレイアウトで固定されており，テキスト検索や辞書機能，ハイライトなどの機能は使用できません。端末を横向きにすると見開きページとして表示されます。

＜本特集記事の内容＞
重力とは，いったい何なのだろうか。重力は，物理学にとって最大のテーマだといっても過言ではない。
重力は，物がどのような材質であっても，どれだけ小さくても大きくてもはたらく。物の間にどのような障害物があっても，物がたとえ数億キロメートルはなれていたとしてもはたらく。重力は，宇宙空間に広がるガスやちりを集めて星をつくり，銀河をつくり，大規模構造をつくった。この営みは現在もつづいており，宇宙の将来の姿にも影響をおよぼす。
これまでに，ニュートンやアインシュタインといった大天才が，重力の謎に挑戦してきた。何が重力を生みだし，何が重力を伝えているのか。重力の正体は，何なのだろうか。
いまもなお，21世紀の天才たちが，全力を注いで重力の謎をとこうとしている。それでも，重力の謎はとけない。重力は，謎だらけなのだ。重力について，じっくり考えてみよう。総ページ数：24ページ