武隈ミクロの次の段階へ
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武隈氏による『ミクロ経済学』は万人が参考にする名著だが、その次の段階のミクロ経済学テキストの決定版というのはでていなかった。であるから、varianの『microeconomic analysis』などの外書に頼らざる得ないところがあった(翻訳はでているが。少し古い!。)
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そこで出たのが本書だが、レベルはちょうど武隈ミクロの少し上、かつ数学補論もついていて自己完結型(もちろん基礎的な解析学は必要。)。『文献ノート』も更に上の勉強をする上で非常に役立つ。
使い方はもちろんのこと任意ですが、問題演習の回答が非常に親切なことから、丁寧に問題を解きながらじりじり進んでいく方法が確実だと思います。