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育てたように個は育つ!: 自己責任で東大合格!

価格: ¥0
カテゴリ: Kindle版
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目次

はじめに
第一章 親になる
第二章 郷に入っては郷に従え
第三章 子育ては実験、観察、楽しんで 
第四章 「遺伝」と「環境」
第五章 自分で選択することの大切さ
第六章 ルールが守れて「自由」を得ることが出来る
第七章 質問するときは5W1Hでより具体的に
第八章 悪いのはホルモン星人!
第九章 魔法の言葉
第十章 自己肯定感の重要性
第十一章 仕事、子育て、家事の事、ぜんぶまとめて100点満点!
第十二章 なるようになるさ(自然に任せて)
第十三章 やってみよう!セルフコーチング
第十四章 習慣化の必要性
第十五章 三つ子の魂百まで
あとがき

はじめに

もし、「東大に入るための具体的な勉強法」について、期待して読んでくださる方がいらっしゃいましたら、申し訳ありません。「勉強法」については、特に何も書いてありません。でも、読む人の立場によっては、受験、子育て、人間関係、何かしらヒント(気づき)が得られることでしょう。

息子の日常生活についていえば、
・家では、ほとんど勉強しない。
・勉強する場所は、毎日学校帰りの公民館。
・夕食は、いつも、22時半過ぎ。(公民館の閉館時間が22時なので)
・受験生だからといって、家で特別扱いはしない。
・運動は何かしら継続。
・リビングが生活の拠点。
・観たいテレビは録画して一気に観る。
というもので、何か特別な生活をしていたわけではありません。
勉強については、彼なりのルールがあったようですが、私から「勉強しなさい。」と言ったことは一度もありません。

そもそも、勉強とは?何のためにするのでしょう。

カンボジアには、学校に行きたくても行けない子どもたちがたくさんいます。
家の手伝いをし、出来る仕事を見つけて、少しでも働いてお金にしています。

「生きるため」です。

今、一番したいことは何か子どもたちに聞くと、「学校に行きたい。」
「勉強したい。」と皆、口々に言います。

これこそ、自ら「学びたい」と思う子ども本来の姿なのではないでしょうか。

私は英語教室を経営していますが、子どもたちに、「勉強好き?」と聞くと「嫌い」と言う子がほとんどです。
では、「好きな科目は何?」と聞くと、「算数」「体育」「図工!」と、それぞれ答えてくれます。
言葉の使いかたによって、受け答え方が変わってくるのです。

言葉には「力」があります。
気持ちを高めることもあれば、時には誤解を生じ、人間関係の気持ちのすれ違いを起こすこともあります。

親から、「反抗期なので、ついイライラして手が出てしまいました。」と言う声を聞いたことがあります。
思い出してみましょう。私たち大人だって、同じ子ども時代があったはずです。

「イライラする原因は何でしょう?」
「なぜ、感情のコントロールが出来なくなってしまうのでしょうか?」

子どもが、「思ったように行動してくれない。」から?
子どもに対して、「〇〇させよう。」と思っているうちは上手くいきません。

誰しも完璧な人間なんていないのです。
「子育ては親育て」と昔から言われるように、少しずつ子どもとともに失敗をしながら、
自分自身も、共に成長すればいいのです。

私たちが当たり前に過ごす日常も、子どもたちにとっては、初めてのことであったり、刺激的であったりします。
子どもは夢中になると、お片づけの時間も忘れて、「あともう少し!」とお願いするようになるでしょう。楽しいことは、いつまでも続けたいもの。でも、この「あともう少し!」で、止めるのがコツです。「また明日もやろうね。」と。「明日も出来る!」と思うと、片付ける時も、ウキウキして片づけられます。その「お楽しみ」があるから、次の朝の準備も、歯磨きも、急いで自分からやることでしょう。
「今日はおしまい。もう出来ない。」と思うより、「明日はもっと出来るね!」の方が、子どもにとって、お得感があるのです。

「もっと肩の力を抜いて、子育てを楽しんでもらえたら。」

そんな思いで、この本を執筆しました。私には子どもが二人いますが、二人とも基本同じ育て方です。だからと言って、同じ性格にはならないし、食べ物の嗜好だって違います。
それぞれの個性があるのですから。
親は、そのための土台つくりを、ただサポートしていけばいいのです。

子育ては、実験、観察あるのみ!
こうでなければならない!という考えは捨てて、子どもには、子ども自身の人生、大いに楽しんでもらいましょう!