個人型確定拠出年金: 得する人損する人
価格: ¥0
◆個人型DC(iDeCo)は自分で決めることがたくさん!◆
【はじめに】
確定拠出年金は公的年金の上乗せの制度です。「日本版401k」や「DC」と省略して呼ばれて普及してきました。
2016年に確定拠出年金法に大きな改正がありました。個人型DCに加入できる人の枠が拡大されたのです。これにより個人型DCは基本的に60歳未満の誰でも利用できるようになりました。まさに公的年金に次ぐ「第2の年金」です。
2016年には、個人型DCに「iDeCo(イデコ)」という愛称もでき、普及がすすめられています。
ただ、世の中においてすべての面で◎のものが無いように、注意しなければならないこともあります。確定拠出年金は、自分で選択することが多い制度です。選択によっては得しないことだってあるのです。
個人型DCに加入したいけど、誰かに相談したい・・・という人の参考になれば幸いです。
【目次】
第1章 個人型DC (iDeCo)
1 加入できる人・加入できない人
2 制度のしくみ
3 おおまかな流れ
4 加入から受給までの手続き
5 資産は守られる
6 時間×利回りで複利パワー
第2章 運用商品
1 定期預金
2 保険商品
3 投資信託
4 商品選び
第3章 税金の扱い
1 掛金に対する税金
2 運用益に対する税金
3 受取時に対する税金
第4章 注意すべきコスト
1 最初にかかる手数料と毎月かかる手数料
2 60歳を過ぎてからかかる手数料
3 投資信託選びで注意する手数料
4 金融商品の変更時に注意する費用
第5章 加入者のケース別ポイント
1 50歳以上から加入する人
2 小規模企業の会社役員の人
3 ふるさと納税をしている人
4 住宅ローン控除を受けている人
5 国民年金基金連合会に移換されている人
第6章 運用のケース別ポイント
1 元本保証の商品だけの人
2 投資信託は買いたいけど、面倒に思う人
3 受給年齢が近くなってきた人
4 投資信託でマイナス運用の人
第7章 受取のケース別ポイント
1 一時金で受け取る人
2 年金受取の人
【著者について】
宮一幸子(みやいちさちこ)
1994年、子育て中に生命保険会社のイベントでファイナンシャル・プランナー資格と出会い、ファイナンシャル・プランナーになりたくて生命保険会社に就職。1996年、夫が税理士合格したことに感化され、自分も本気で資格を取りたいと思い、1997年、6歳と4歳の子を育てながら在職中にファイナンシャル・プランナー資格を取得。1998年にファイナンシャル・プランナー事務所を開業。2001年、確定拠出年金法が制定される前から確定拠出年金に関心をもちはじめ、勉強をはじめる。2002年から確定拠出年金の導入企業の投資教育、2016年から小規模企業の企業型導入コンサルティングに携わる。確定拠出年金に加入した人の相談も多くあたり、ライフプランも含めた相談が得意。
確定拠出年金アドバイザー、確定拠出年金プランナー1級、DCマイスター、ファイナンシャルプランニング技能士1級、CFP(R)