切なくて愛のある絵本
★★★★★
本屋さんで出会って初めて読んだときに、店内にもかかわらず涙が出ました。
何回読んでも泣いてしまいます。
朴訥として不器用だけど お互いに紡ぎあっている関係。
それはあたかも
夜も深くなり、焚き火の前で静かに座り時々舞う火の粉や木のはぜる音、
ぼんやりと相手を照らす灯り。その中で強くなる結びつき
そんなイメージ。
とても静かで。
とても切なくて愛がある絵本です。
ジャケ買い、大成功!
★★★★★
ねこを飼ってる方にはたまらない一冊。年齢によって色んな感じ方があるんだろうな。うちの一番下の女の子は、なぜか、涙、涙、、でした。
心温まる絵本
★★★★★
村上春樹さんがアメリカの書店で偶然見つけて翻訳された絵本です。
テキサスの頑固なおじいさんと、おじいさんの作るポテト・スープが大好きな猫の話です。ハラハラさせられる部分もありましたが、最後はハッピーエンドでした。電気毛布で共に寝る部分、おじいさんがポテト・スープを運んでくる部分など、ちょっとしたシーンに心温まるものがあります。
村上さんによる「訳者あとがき」も楽しめました。それにしても村上さんはこまかい部分まで見てますね。絵の中にいろいろな発見がある絵本でもあります。
おじいさんと年老いた雌猫の心暖まる絵本
★★★★☆
お互いにとても必要としながら、素直に感情を表現できなかったおじいさんと年老いた雌猫の心暖まる物語です。ちょっと切なくて、でも最後にはホッとできる物語で絵も光と影のコントラストが素敵で柔らかく暖かい雰囲気ですし、巻末には村上さんの原書との出会いと解説もあるので(そんなに絵本を読んだわけではないですが)絵本としての価値は高い方だと思います。
ここからは全くの蛇足ですが今日行った地中海料理のレストランに猫がいて同僚が猫は死ぬ前にいなくなるんだよねという話をしていたので、本書を読みながら少しハラハラしましたが、ハッピーエンドで心暖まるアメリカの絵本に出会え、村上さんに感謝です。
空気・・・見えないけど本当は一番大切なもの・・・
★★★★☆
いるときは、さして気にも留めないけど、
いなくなったとたんにそのモノの存在の大きさに気づかされる・・・
そんな内容の本だと思います。
特別なことは何も必要なく、ただ、毎日がいつも通りに過ぎていく・・・
そして、ほんの少し、相手への気遣いができたら、きっと幸せな日々が過ごせるはず・・・
毎日、あたり前に顔をあわせている旦那さまに、ちょっとした思いやりが必要だな〜とこの本を読んで思っている次第です。
これぞ、幸せ!