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WEED (新装版) (ビーボーイノベルズ)

価格: ¥945
カテゴリ: 新書
ブランド: リブレ出版
Amazon.co.jpで確認
暗いはずなのにどこか芯が通っている。 ★★★★☆
木原音瀬さんのBLは同じリブレ出版から出た「Dont worry mama」で初めて読んだのですが、
あちらはコメディー。こちらは冒頭から暗く重苦しい雰囲気が漂う雨のストーリーでした。

恋人に振られ自暴自棄になっていたゲイの腕利き外科医若宮は、残酷な一面を持つ同性愛仲間の谷脇と
雨の中、力なく彷徨っていた青年・岡田をホテルに連れ込み、当てつけの様に犯す。
ところが偶然荷物整理業者として病院にやって来た岡田と再会。
自分の愚行がバレないかどうかいてもたってもいられなくなる。

そんな不安定な頃、浮気されて別れた年下の恋人からの執拗な嫌がらせをすっかり
岡田の仕業と勘違いした若宮は、彼の自宅をつきとめて問いただし逆に大恥をかいてしまう。
それから何故か、どうしても岡田が気になって仕方なくなる若宮。
発熱した岡田をかいがいしく看病したり、効果な腕時計を誕生日にプレゼントして
つき返されたり…。
だが、最初は迷惑そうにされていた若宮を、岡田が二人きりの部屋で
「あなたに抱かれたいんじゃなく、抱きたい」と真剣にせまる。

男を受け入れるのが初めてだった若宮。しかし岡田は以後も不器用に彼を翻弄し
まるで恋人同士の関係へと。
岡田に真剣になればなる程、異常なまでに彼の浮気や行動が不安でたまらなくなる若宮。
女性とただ一緒にいただけの岡田への当てつけに谷脇とベッドで寝たり、無茶苦茶を繰り返す。
それでも自制出来ずまるで自らを傷つけるように岡田を愛する若宮を、岡田は優しく包み込む。

こちら、新装版だそうで、BL初心者の私には有り難いのですが、前の本を持っている方には
買い直す勇気がいりますよね。でも描き下ろしの岡田のストーリーには心滲みました。
「人の命を救う、僕の恋人の手」と若宮の掌を握りしめる岡田がたまらない。

私、普段はこういう自滅的なドラマって好きじゃないんですけど、岡田の常に前向きな姿勢が
若宮と物語全体を救っているんです。最初は若宮が岡田をレイプしたのに、逆のポジションに
なるのもなんとなく不自然じゃないし、こういうシチュエーションも本当に斬新で木原さんらしい。

若宮は精神的にいつもいつも不安定で苛々して病的なまでの神経質な嫌な男なのに、
どうして嫌いになれないか。それは岡田の言う通り、「可哀相な人だから」なんですよね。
「地位の有る仕事に就いているのに全然幸せそうじゃない」…可哀相な人。

母親さえも気にするのは彼がセレブな女性といつ見合いして結婚するか、
親しい友人もいない、いるのは悪質なクセを持つ谷脇だけ。
確かに腕利きかもしれないけど、恋人のことばかり毎日考えて疑って、後輩に嫌味を言う医者なんて
最低だと思うんですけど…。彼がいつも泣いているような気がするんです。
ずっと岡田と肩寄せ合って暮らしていってくれれば良いな。

次は谷脇が主役の話とか、他キャラが主人公の本も新装版で出るのかな?
木原さんのリブレノベルスはなかなかいつも面白いので、楽しみです。
…昔このCDも出てたそうですが…ビブロス倒産してどうなったんだろう…。
キャスティングはピッタリみたいでしたよ。
やっぱり買ってしまいました… ★★★★★
旧版も もっているので 購入をためらっていましたが 書き下ろしもあるということで 結局 購入! やっぱり このシリーズではこの二人の話が一番好きだなと 再確認。 書き下ろしショートは岡田視点で 少し しんみりしました。
このシリーズ 毎回 書き下ろしがあるとのことなので 結局 全てもう一度集めることになりそうです。 次回からの書き下ろしで谷脇が主役はないとのことなので 安心しました。
嫉妬を書ききった作品・・・!! ★★★★★
木原作品は既刊本は全て読了しておりますが、「WEED」はとりわけ大好きな作品です
医者である若宮と谷脇、そして2人の気まぐれに巻き込まれた岡田の3人で物語りはスタートします
衝撃の幕開けから始まる訳ですが、一体何をどうやったらその結末に??何故恋愛に発展するんだ?!という奇妙な好奇心から引き込まれまくり一気読みすること請け合い・・・
大人の男、しかも医者というステータスを手にしていながら、恋をしたら世界は狭く、嫉妬にとち狂った若宮の姿は見物!!!
裸ンボシリーズ3部作の1冊目にあたる「WEED」続く「FLOUER」最終「POLLINATION」と3冊出てますが、WEEDだけで十分楽しめます!
「恋愛」に重点を置いている作品なので、決して痛くはないですが、恋する切なさはヒシヒシと伝わってきます!
木原さんの作品は毎回そうですが、「酷くエロエロしい!」とかそういうのはないですが、短い文章で完結にエロスを表現する何かがあり、それがそこはかとなくエロエロしく感じます、官能??でしょうか!?
愛に飢える受け ★★★★★
強姦した相手と恋愛関係になるという不可思議な設定であるが
とても引き込まれる話でした。
受けも攻めも愛情に飢えている感じが読んでいて
苦しくなってくるほどでした。
ラブラブというのではなく、愛しても愛してもまだ相手の全てを手に入れてないような・・・
そんな飢餓状態に陥っているような二人でした。
ハッピーエンドなのですが・・・

大丈夫だよ、心配しないで、と思わず言ってあげたくなるような
そんなお話でした。
お奨めです。

お医者さん物です。 ★★★★☆
金ひかるさんのイラストが付いていたので、手にとりました。
そしたらすごく切なくなるストーリー展開で・・・。
木原 音瀬先生作品はここからはまりました。