柔術・弓術・剣術・水泳術・馬術 極意教授録
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帝国武道研究会による『柔術・弓術・剣術・水泳術・馬術 極意教授録』!
柔術・弓術・剣術・水泳術・馬術の要領を絵入りで一冊にまとめた珍しい本。
「術」だけあって実用的な項目が多い。昭和2年は江戸時代から60年程度しか離れていない。剣術の「仕合と場所」などやけに具体的で実際にやりあっていた時代の記憶がのこっていたのだろう。
昭和2年(1927)刊の国会図書館所蔵本を画像のまま復刻
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扉
(写真)全國柔術大會に於ける本會々員
(写真)本會々員大西君の勇姿
(写真)鹿兒島師範に於ける柔道試合
(写真)本會々員東谷君の試合振り
(写真)壯快なる馬術
(写真)本會々員の水泳競技大會
(写真)會員永田氏の弓術の勇姿
第壹編 柔術
- 修練の心得
- - 厭者三者
- - 敵對の心得
- - 死活の自由
- - 當身
- - 掛聲
- 仕合
- - 一 振解
- - 二 鬼車
- - 三 逆手
- - 四 逆指
- - 五 小手返
- - 六 片胸捕
- - 七 両胸捕
- - 八 兩手取
- - 九 氣捕
- - 一〇 天倒
- - 一一 扱取
- - 一二 打手
- - 一三 身の位
- - 一四 御前捕
- - 一五 添捕
- - 一六 袖車
- - 一七 飛違
- - 一八 鎗返し
- - 一九 壁添
- - 二〇 後捕
- - 二一 行違ひ
- - 二二 突掛
- - 二三 引落し
- - 二四 兩胸捕
- - 二五 連拍子
- - 二六 襟投
- - 二七 友車
- - 二八 衣被
- - 二九 後捕
- - 三〇 手髪捕
第貳編 弓術
- 姿勢
- - 一 足踏
- - 二 胴造り
- - 三 物見
- 持滿
- - 一 打上げ
- - 二 引取
- - 三 手の内
- - 四 延び
- - 六 持ち
- 發射
- - 一 放れ
- 圖解
- - 一 草の射形、差矢前卦
- - 二 繋の弦
第參編 劍術
- 修練の心得
- - 一 劔法四戒
- - 二 相手を擇ぶべからず
- - 三 掛聲のこと
- - 四 追込
- - 五 連勝の時
- - 六 刺撃を受けたる時
- - 七 輕進を愼むべし
- - 八 英氣を避く
- - 九 虚勢畏るべからず
- - 一〇 目色
- - 一一 應答の心得
- - 一二 温和の人
- - 一三 癖病
- - 一四 修業慾の減退
- - 一五 守破離の三戒
- - 一六 心氣力の三戒
- - 一七 八方に心を置く
- - 一八 食量戒
- 試合の心得
- - 一 劍柄の握方
- - 二 足の位置
- - 三 切先の活用
- - 四 敵の得手を知る
- - 五 撃込練習
- - 六 修劔の二法
- - 七 撃方の強弱
- - 八 相手に隙を生ぜしむる法
- - 九 我右上段、相手左片手突の時之を撃つ手段
- - 一〇 深籠手撃の要
- - 一一 利生突
- - 一二 相手下段の時の撃入
- - 一三 鍔競合ひ中柄握り取
- - 一四 足搦み
- - 一五 身躰長大の人に對する心得
- - 一六 突進刺撃の三点
- - 一七 相手を挫く三法
- 身構へ
- - 一 八相發破(一本目)
- - 二 一刀両斷(二本目)
- - 三 右轉左轉(三本目)
- - 四 長短一味(四本目)
- 仕合と塲所
- - 一 日中の仕合
- - 二 月夜の仕合
- - 三 闇夜の仕合
- - 四 風吹く日の仕合
- - 五 風の夜家内の仕合
- - 六 雨中の仕合
- - 七 雪中の仕合
- - 八 寒中の仕合
- - 九 寒中遠方の敵に向ふ時
- - 一〇 雷鳴の時の仕合
- - 一一 電光の時の仕合
- - 一二 山阪の仕合
- - 一三 細道の仕合
- - 一四 絶道の仕合
- - 一五 大道の仕合
- - 一六 右脇を選ぶべき地
- - 一七 仕合に後にすべからざる地
- - 一八 楷石段上の仕合
- - 一九 野及び町の仕合
- - 二〇 家内の仕合
- - 二一 森、籔の仕合
- - 二二 足塲わるき地
- - 二三 川中の仕合
- - 二四 假橋上の仕合
- - 二五 船中の仕合
- - 二六 船着の仕合
- - 二七 二人の敵を引き受くる時
- - 二八 走る者を追ふ時
- - 二九 馬上の敵に向ふ時
- - 三〇 伏す者を撃つ時
- - 三一 敵の後ろに來るを開く時
- - 三二 群衆の中の仕合
- - 三三 多勢の味方にて一人の敵を撃つ時
- - 三四 動かぬ敵に對する心得
第四編 水泳術
- 水心の初歩
- 水に入る前
- 炎天の修練
- 遠泳ぎの心得
- 早抜泳
- 拍子泳
- 艶泳
- 立泳
- 岩跳
- 翡翠
- 中返り
- 片抜手
- 草諸抜手
- 水上羽交伸
- 諸手抜
- たぐり伸
- 二段伸
- 三段伸
- 回轉泳
- 背泳
- 片手泳
- 休泳
- 高波泳
- 渦中の泳
- 水くぐり
- 平泳
- 速泳
- 潜泳
- 略泳
- 蝦魚泳
- 小手搦み泳方
- 手足搦みの泳方
- 水馬の事
- 水中にて馬に乘樣
- 心得の種々
- - 一 舟岸より水に飛込む心得
- - 二 人を助くる時の心得
- - 三 水死を生す法
- - 四 眼を用ふること
- - 五 水の温度
- - 六 寒水不凍藥
- - 七 呑潮吐法
- - 八 游泳中の注意
第五編 馬術
- 乘り方
- 体の据方
- 韁の扱方
- 降り方
- 進行
- - 一 要領
- - 二 並足及輪歩
- - 三 早足直歩
- - 四 早足回轉
- - 五 早足輪歩
- - 六 駈足
奥付