コーチングが知らない「うざったい」承認: 成長への真のサポートをするためのアート思考法
価格: ¥0
コーチングをする人たちは、クライアントの話を傾聴し、承認することを当然のことで、良いことだと信じ切っています。
しかし、それは本当でしょうか?
既存のコーチングはある枠組みのなかで作られ、それを一般の人の目標達成のための方法論として使っています。
ですが、その根本をなす方法論が世の中の本質をゆがめ、妄想や錯覚を助長しかねない原因となっています。
そして一番問題なのが、その危険性をコーチ自身が気づいていないということです。
この本の中ではコーチが気づいていない負の側面をあぶり出していきます。
そして、コーチングや心理学の手法よりも抽象度の高いアートと哲学がコーチングになぜ必要なのかについて語ります。
既存のやり方に囚われず、本来のコーチングの目的「人の成長や目的達成のために、外部から客観的な広い視点でアドバイスやサポートをする仕事」を、視点の高い思考力を兼ね備え、目指す人が一人でも増えることを願っています。
【目次】
はじめに
第1章 「傾聴」の無意味さ
1 傾聴はカール・ロジャースの提唱がはじまり
2 傾聴が重要視される理由と疑問
3 傾聴で相手の心は分らない
4 本質を見極めるための高抽象リスニング
第2章 コーチングの「承認」はどうして、胡散臭いのか?
1 優勝を目指す人を甘やかすメソッド
2 思いやりが大切だ!という裏の理由は?
3 承認は人をバカにしている
4 人を導く人の責任
第3章 コーチングで「自分探し」はするな
1 なぜ、本当の自分を探したがるのか
2 目標設定ではなく「妄想設定」
3 自分探しより、世界の構造を知る
第4章 コーチングで言われるティーチングと「教える」は別次元
1 コーチングが考えるティーチングの不思議
2 「教える」ことのレベルの存在を知る
第5章 アート思考法の必要性
1 すべては根源的な事柄を探求している
2 アートがコーチングに必要な理由
3 哲学がコーチングに必要な理由
おわりに