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最短内定2018: 就活のカラクリがわかれば、うまくいく

価格: ¥0
カテゴリ: Kindle版
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■内容紹介

 3月になると、毎年黒いスーツを着た学生の姿を見かけるようになります。
「今年も就職活動の季節がやってきた」と感じる日本の風物詩です。

「なぜ、就活生は全員黒いスーツを着ているのだろう?」
と疑問に思うことはありませんか?

 全員が黒いスーツに黒いバッグ、黒い靴。そして黒髪に白いワイシャツ。
まるで制服のようです。「個性の時代」と言われているにもかかわらず、
見分けがつかないほど同じ格好をしていることに疑問を感じます。

 黒いスーツを着ている就活生を電車内や街中で見ていたら 、
あることに気がつきました。

 それは、黒いスーツは美男美女を引き立たたせるということです。
美人が黒いスーツを着ると、さらに美しく見えます。 
 ところが、そうでない学生はどうでしょうか?いつもとても可愛いらしいのに、
「こんなに垢抜けない子だったの?」と驚くほどの変わりようです。

 それだけではありません。黒いスーツは、生地の良し悪しが遠目でも
はっきりわかります。つまり、就活生が着ている黒いリクルートスーツは、
美しくてお金に余裕のある家庭の学生を引き立てるためのスーツなのではないか?
という疑問が湧いてきたのです。

 穿った見方をすれば、黒いスーツは大勢の学生の中から
「美人でお金持ちの学生を簡単に見分けるために」考えられた戦略なのではないのか?
という考えがわいてきました。

 人気企業ランキングに入る会社では、1日に何回も会社説明会が行われます。
それぞれの学生が個性を生かした服装をしていたら、
「この学生もいい、いやいやこちらの学生もいい」
と選ぶのに時間がかかってしまいます。
ところが、同じ格好をしていれば、あぶり出しのように簡単に見分けがつきます。

 私は大学の「ビジネスマナー」授業で、就職活動の「面接試験」を指導しています。
採用担当者から好印象を持ってもらえるような「立ち居振る舞い」や「話し方」を教えています。
面接指導した学生は、人気企業や一部上場企業から、次々と内定通知をいただくことができました。

 「5社に内定したのですが、どうやって辞退すればよろしいでしょうか?」
という悩みを学生から相談されることもしばしばです。

 なぜ、こんなに内定をもらえるのでしょうか?
それは、会社組織を考慮して教えているからです。
人事の面接官や採用担当者は、社内での出世コースにいる人がほとんどです。
このような基本的なことを知らずに、挨拶のお辞儀の角度や自己PRをいくら練習してもうまくいくはずがありません。

 真夏の暑い日に、汗をかいて顔を真っ赤にし、
黒いスーツを着て就職活動をしている学生を見ると、気の毒で涙が出てきます。

 友人は次々と会社が決まるのに、「なぜ、私だけが就職先が決まらないのだろう?」
と心理的に追い詰められる学生もいると思います。
貴重な大学生活を、長期間の就活で無駄にするのはとてももったいないと思います。

会社組織を理解する。つまり「就活のカラクリ」がわかれば、
最短で内定通知をもらえる可能が高くなります。
「最短内定2018」が、一人でも多くの就活生の役に立てることができれば幸いです。


■目次

まえがき

第1章:なぜ、就活生は黒いスーツに黒い髪なの?
コラム:黒いスーツを着ていないと面接も受けられないって本当?

第2章:会社がわかれば、就活はうまくいく
コラム:就活ダイエット

第3章:就活が長引くと困るのは、学生だけではありません
コラム:宮城県 ラーメン店主催「就活支援セミナー」

第4章:相手を面接するような立場で臨む「最終面接」
コラム:決定権を持つのは誰?

あとがき


【著者プロフィール】

高畠真由美(たかはたまゆみ)

帝京大学非常勤講師
秘書技能検定 面接審査員
TCF(TakahataMayumi Consulting Firm)代表

1963年、東京生まれ
1984年、サッポロビール株式会社(現在サッポロホールディングス)入社13年勤務。
秘書室に配属され、新入社員ながら会長秘書に抜擢される。社長秘書が結婚退職する際
「わたしの後任は高畠さんに任せたい」と推薦され、入社2年目で社長秘書となる。
入社9年後「研修の仕事をしてみたい」という希望が通り、社内のエリートコースである
ビール営業本部営業部に異動。営業マン教育担当となる。
本来総合職がする仕事を担当していたため、尊敬する上司から
「総合職試験を受けてはどうか?」と勧められ総合職試験を受け合格、法人向け営業に従事。
女性社長のパイオニア・女性社長四天王とテレビ雑誌で取り上げられる経営者から
「私の秘書になって欲しい」と請われ転職。女性社長秘書4年。コンサルティング会社2年を経て、
2003年独立。ゴール&ドリーム設立。2015年4月 TCFに社名変更。

【著書】
「現役審査員による集中レッスン秘書検定2・3級合格テキスト&問題集」ナツメ社
(出版4ヶ月で1万部突破、2017年5月現在10刷発売中)

【メディア掲載実績】
・月刊人事マネジメント2009年11月号(誌上セミナー)
・週刊現代(スーパーOLたちビジネスの切れ味)
・日刊ゲンダイ
・All About(職種探訪・コーチングを学んで独立開業)
・シティリビング(課題をクリアする/自分ログで楽しくバージョンアップ)
・光文社「美ST」(記憶で脳を活性すれば夢が叶う!幸せになれる!)