Newton 夢のくすりを求めて
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この電子書籍は,科学雑誌『Newton』2015年8月号に掲載された特集記事の電子版です。同じ号に掲載された他の記事は含まれません。記述は掲載時の情報にもとづいたものです。一部画像の削除等,紙版とは異なる場合があります。大きいサイズのカラーディスプレイをもつ端末でお楽しみください。この電子書籍は紙版と同一のレイアウトで固定されており,テキスト検索や辞書機能,ハイライトなどの機能は使用できません。端末を横向きにすると見開きページとして表示されます。
<本特集記事の内容>
薬局やドラッグストアに行くと,ところ狭しと並んでいるたくさんの医薬品。私たちの健康を支えるこれらの薬は,体の中をどのようにめぐり,そしてどのように効果を示すのだろうか。一方で,「花粉症の薬を飲むと眠たくなる」というように,薬には「副作用」がつきものである。なぜ,薬は副作用から逃れられないのだろうか。特集では,薬にまつわる身近な疑問をわかりやすく解説する。
そもそも,薬はどのようにしてつくられているのだろうか。星の数ほどある化合物の中から“薬のタネ”を探し出し,その分子をさらに最適な形に変化させることで,すぐれた薬に仕上げる研究が,「創薬科学」である。一つの処方せん医薬品をつくるためにかかる研究開発期間は約15年,さらにそこにかかる費用は平均して800億円をこえるという。奥深き創薬の世界をのぞいていこう。総ページ数:38ページ