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コビトとハイヒール(上): マクロフィリア&アルトカルシフィリア

価格: ¥0
カテゴリ: Kindle版
ブランド: 光英出版
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(あらすじ)

マクロフィリア(巨大女性へのフェティシズム)&アルトカルシフィリア(女性から靴で踏まれることに興奮する性的嗜好)の物語。一浪の末、ようやく地方の大学に入ったダイト。しかし、そこは女子学生が多く、男子学生がすくない「女尊男卑」の大学だった。そこで繰り返される非現実的で理不尽な男子学生への踏みつけ地獄。

ダイトは学生寮で知り合った仲間二人と謎の同好会「ガリヴァー旅行記研究会」をたずねる。そこで美人女子学生ルイから大学ができた経緯を知る。大学は昭和の時代ににぎわった「コビトの国」というテーマパーク跡地にたてられたものだった。ルイに案内され「コビトの国」の廃墟をたずねる三人だが、その途中、凄惨な光景を目撃する。

たとえば・・・、男子学生たちが女子学生に給仕する女子専用レストラン。女子学生たちの席の下で人間ガーデンデッキとして彼女たちの重みを支える男子学生たち。女子学生たちののる馬車の馬となる男子学生たち。馬車の乗り降りの際、踏み台にされる男子学生たち。スケート場ではうつ伏せになって女子学生のスケート靴で踏まれる男子学生たち。

それらの光景を見て、ダイトたち三人は「コビトの国」からの脱出を試みるが、そこから脱出するどころか、コビトにされてしまう。コビト視線で見る女性の足もとには彼女たちから踏み殺されたコビトの死体があふれている。三人は、何かに取り憑かれると、それぞれが想い続けた女性の足もとへと旅立つ・・・


(上下巻・内容より一部抜粋)

男子学生が女子学生の足もとで地べたに膝をつく。彼女のパンプスにむかって土下座をする。怒った女子学生はイスから腰をあげるとスーツの腰に両手をあて右のパンプスで彼の後頭部を踏みつけた。前かがみになり力を込めた。後頭部を左右に踏みにじった。男子学生からうめき声がもれる。そんな信じられない光景に三人は唖然とした。



四人の女子学生たちは手すりに手をあずけスケート靴で彼らの背を踏んでいる。彼女たちは壁の鏡を見ながら、体を左右にかたむけたり、片足で立ったり、浮いた脚を左右にまわしたり、バランスをとる練習をしている。そんな女子学生たちのなかに一人だけ姿勢のいい子がいる。ピンと背筋をのばして微動だにせずまっすぐと両足で立っている。女子学生はその姿勢から両方のスケート靴の踵を浮かした。つま先立ちしている。スケート靴の先のギザギザだけで男子学生の背に立っている。踏まれる男子学生はそれにたえるため両手にこぶしをにぎっている。



人力で馬車を動かしていた。もちろん全員が男である。この大学の男子学生だろう。馬車の前に四人、うしろに二人。全員が上半身裸である。前の四人は綱のようなものでつながれている。うしろの二人は前のめりになって馬車を押している。馬車にはゴルフウェアを着た女子学生たちが四人ほどのっている。ゴルフバックも見える。馬車は遊園地で見かける子供がのるミニ電車の客車にも見える。「コビトの国」で使われていたアトラクションをゴルフ場のゴルフカー(人力馬車)として再利用しているようだった。



女子学生たちのハイヒールとパンプスが迫る。コビトの死体を次々と踏んでくる。踏むたびに靴の下では体の中身が飛び散った。靴底につれていかれる死体もあった。なかには、いったん靴底に貼りつき、その靴底が浮いた瞬間、垂直に立たされたような状態にされ、その頭上から踏まれる死体もあった。そうやって踏まれた死体はマンホールのふたのような形になって潰れた。もはや人の姿ではなかった。女子学生たちの動線上の死体はあたりまえに踏まれていく。頭も手足も引きちぎられて体はバラバラに損壊している。