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ビッグ・ピクチャー―ハリウッドを動かす金と権力の新論理

価格: ¥2,835
カテゴリ: 単行本
ブランド: 早川書房
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ディズニーという分かれ目 ★★★★★
フランスでリュミエール兄弟から「シネマ」が生まれた19世紀末、アメリカではエジソンから「ムービー」が生まれた。本書は2000年代のデジタル化にいたるまでのアメリカ、それもハリウッド映画の仕組みの変遷を、人の動きとお金の動きから歴史的に追求した一級のノンフィクション。「結局、映画では誰がどうやって儲けているのか」を検証してハリウッド映画の経済・社会・政治とのかかわりを精緻かつ大胆に描いています。とてもわかりやすい。

一番わかりやすいのは、第二次世界大戦後に徐々に進んだスタジオシステムの崩壊とは、つまり、製作と配給と上映を仕切っていた映画会社が、テレビ放映やビデオ販売、キャラクター商売など上映以外の収入に頼らざるを得なくなることであり、その分かれ目をハリウッドでは異端だったディズニーの成功に見ていること。ケーブルテレビやネット産業など巨大メディア企業のなかに映画会社が入っていくのも、ソニーなどのハード産業に映画会社が買収されるのも同じ流れでとらえています。劇場からそれ以外へ、商売の論理の転換。数字を挙げた丁寧な解説がとてもわかりやすい。

表現としての映画の歴史については星の数ほどの映画史や文化史があり、また、ドゥルーズ「シネマ1」「シネマ2」という哲学的・理論的な考察もすでに邦訳がありますが、本書の経済的・政治的な歴史記述は大変に貴重です。「売れる映画」の論理を考察しながら、常に「売れない映画」を作りたがる映画人がいることにも目配りしており、そこにも社会学的・心理学的な考察を加えています。100年の歴史を一冊でこなしているのですから単純化の弊害は仕方がありませんが、それを補って余りある説得力は買い。
趣味は映画鑑賞です ★★★★★
と言える人なら厚い本だがとても面白く読める本だと思う。

私自身も高校時代、映画監督になりたいという中二病に罹患していた(笑)ので非常に興味深い内容。
みなさんも一度は高額なギャラをもらうハリウッドスターを夢見たことはありませんか?

映画をひとつの産業としてみた場合、こういうような構造になっているのね、と俯瞰できるようになります。
ため息が出る ★★★★☆
今まで知り得なかったハリウッドの本質とうたってあるが正しくその通りの本である。

1980年年代バブル真っ盛りの時、日本から多くの企業がハリウッドを目指し辛酸を舐めた。松下のユニバーサル売却などほとんどが高い授業料を払う結果に終わったが、結局奥の院までたどり着き宝を手にしたのはソニーだけであろう。

本書はハリウッドビジネスの裏側を初めて描いた作品である。そのシステムが数字と共に解説されている。それを見れば真正面から行ってもビジネスにならないことがわかる。海外進出を目指すビジネスマンなら必読の書であるが、同時のその壁の高さにため息が出る本である。
ハリウッド内幕物として映画化を待望(?) ★★★★☆
僕は映画好きでかつマーケティングが専門なので、多分本書の標的顧客層のひとつでしょう。特に第2部芸術の欺瞞と欺瞞の芸術、第3部顧客作り、第4部ハリウッドの経済論理が興味深く読めた。映画誕生以来の二大発明がトーキーと映画館で売るポップコーンの塩分増加(これで飲み物が沢山売れる)など受け売りしたくなるネタが豊富。読んでいてロバート・アルトマン監督、ティム・ロビンス主演で、映画界の裏を描いた「ザ・プレイヤー」を思い出した。ただけっこう重複する記述があるので、これを無くして全体のボリュームを1/2ないし2/3に減らしてくれていたら「星5つ」だった。
誤訳か誤認か? ★★★★☆
ハリウッドの現在を俯瞰するための書としては有益である。(他にもThe Movie Business Bookなどの良書もあるが、本書のほうが情報が新しい。)但し、誤訳か誤認かわからないが、事実関係に「?」と思われる箇所もある。(例:ファイナルファンタジーをソニーの作品としている。←実際には、ソニーは北米その他で配給しているだけ。)よって、星1つ減点。

ところで、日本には業界(音楽、映画、スポーツ)をビジネスの点から捉えたノンフィクションがほとんど存在しないのは如何に。出版社がライターにアドバンスしないからか。それとも彼の地のライターには、教職などの副業により長期の取材活動を支える収入があるからだろうか。(ジャーナリズムやライティングの専攻がある大学等が多数ある。)