Newton 光速c 相対性理論の基本原理
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この電子書籍は,科学雑誌『Newton』2011年12月号に掲載された特集記事の電子版です。同じ号に掲載された他の記事は含まれません。記述は掲載時の情報にもとづいたものです。一部画像の削除等,紙版とは異なる場合があります。大きいサイズのカラーディスプレイをもつ端末でお楽しみください。この電子書籍は紙版と同一のレイアウトで固定されており,テキスト検索や辞書機能,ハイライトなどの機能は使用できません。端末を横向きにすると見開きページとして表示されます。
<本特集記事の内容>
光は,秒速約30万キロメートルという猛烈な速さで進みます。この光の速さ(光速)は,物理学では「c」という記号であらわされます。ラテン語で「速さ」を意味する「celeritas」の頭文字に由来します。
この「c」は,実は現代物理学において特別な意味をもっています。「c」は,宇宙の「最高速度」であり,「時間と空間の基準」となる値なのです。
「c」がこのような特別な意味をもつことを明らかにしたのは,20世紀最高の物理学者ともよばれる,アルバート・アインシュタインです。特集では,光速cが特別な意味をもつに至った経緯,そして,cにひそむ時間と空間の不思議にせまります。総ページ数:36ページ