楽しい外資 生き残り英語術: 全身が英語になる超訓練法
価格: ¥0
内容
外資系企業で働きたいあなたへ
世の中のグローバル化が進むにつれ、最近、外資系企業(以下、外資)で働くことを
考える人が増えています。
あるいは、自分の勤める会社が突然買収されて、図らずも外資勤務になった方もおられるでしょう。
さて。
あなたは、「外資」について、どんなイメージをお持ちですか?
たぶん、「仕事はキツイが給料はいい」。
そして、「英語ができないと仕事にならないし、出世もおぼつかない」という
イメージではないでしょうか?
はっきり言って、それは大いなる誤解です。
私は、これまで3回の企業買収を経験し、日系企業から外資の日本法人勤務になりました。
その経験から言えることは、
「外資ではたしかに英語が必要ですが、英語がすべてではない」ということ。
重要なのは「外資の基準」で評価される仕事の成果を、目に見える形で出すことです。
内容のないことを英語でペラペラとしゃべってみたところで、なんの評価もされません。
仕事の成果を、誤解されない英語で書いて説明することで評価され、ボーナスや昇給、
昇格が得られるのです。
「TOEIC何点」でグレード化するのは日本人同士だけの話だと思ってください。
現に私は、TOEIC 400点でありながら、外資の日本法人で、責任ある立場に昇格して
いる人物を知っています。
ですから、仕事での実力はあるのにTOEICの点数を気にしてしまって、外資でのキャリア
アップにチャレンジすることをためらっているのはもったいないことだと思うのです。
この本は、英語で仕事をした経験がなくて外資勤務を不安に思っているというあなたに、
私の外資での経験を整理してお伝えすることで、明るい展望を持っていただきたく
お手伝いができればと思って書きました。
本書ではとくに、受験英語だけで社会人になった私が、社命で米国留学し、生きた
英語の洗礼を受けて、そこで体得した「英語脳を鍛えて英語反応力を高める術」と、
外資勤務で培った「誤解されない英語術」の2つを説明します。
この2つは、日本にいても鍛えることができる術です。2つとも磨いて
「全身が英語になる」楽しさを味わってほしいと思います。
「全身が英語になる」ための具体的な訓練方法も公開しました。
この本を読んで外資で活躍するために役立てていただければとてもうれしいです。
さらに、外国の映画や音楽を楽しみ、外国人の友達と親しくつきあうための一助と
していただければ、望外の喜びです。
英語はグローバルコミュニケーションのための実用的なツールです。
点数を競ったり、細かい文法の間違いをあげつらったりするためのものではありません。
自分を正しく理解してもらい(make yourself understood correctly)、自分の幅を
広げる(expand your cultural horizon)ための英語力を鍛えていくヒントを、
この本からつかんでいただければ幸いです。
『楽しい外資 生き残り仕事術』という本も執筆しました。
本書と合わせて読んでいただき、あなたが自分に合った外資を見つけ、
そこで外資の仕事術を発揮して成果を出し、
その成果を「外資の英語術」を駆使して外国人上司に認めさせ、外資の高給を
エンジョイしていただければ、著者としてそれに勝る喜びはありません。
その次に、『楽しい外資 生き残り出世術』という本も企画しています。
どうぞ、お楽しみに!
目次
はじめに
外資系企業で働きたいあなたへ
1章 からだで覚える使える英語
受験英語と英会話
留学で学んだ英語術
入国審査で受けた英文法講義
日常生活はカルチャと発音の訓練の場
カルチャショックの克服
通じない発音とその対策(笑い話)
英語力の鍛え方
留学生を相手に会話力を鍛える
ほんとに大切なこと
研究室で英語反応力を鍛える
「英語脳」を作る
全身が英語になる
-サンマテオブリッジでビリージョエルが”Tell me about it”-
気持ちで負けない
アメリカ人の大切なもの
2章 外資の生き残り英語術
外資系企業とは
営業部門の英語術
英語は社内コミュニケーションツール
営業英語は数字の英語
営業の生き残り英語術
設計部門の英語術
生き残り英作文術
経営幹部の英語術
時差を乗り越えて働く
電話会議は勝負の場所
電話会議の英語術
電話会議8秘策
外資の仕事の英語術
3章 全身が英語になる超訓練法
「英語脳」の実践的訓練
英語脳の促成栽培術
英語脳の訓練
導入編「数字の英語脳」
数字の英語脳訓練術
中級編「英語脳インプット増大術」
上級編「全身が英語になる」
「全身が英語になる」切替術
4章 全身で楽しむ英語術
あとがき
著者について
川瀬芳広(かわせよしひろ):
東京大学大学院工科系修士課程を終了後(物理工学修士)、大手鉄鋼企業に就職。
入社3年目に南カリフォルニア大学に留学しMSEE(電気工学修士)を取得。
2000年に事業譲渡で日系電機企業へ移籍。2013年に事業売却で米国半導体企業に
転職(日本法人の取締役)。
さらに2015年にその米国企業が米国同業他社に株式交換で突然マージされ、
企業文化の全く異なる2つの米国企業勤務を経験。
インド、マレーシア、フランス、ドイツ、イスラエル、中国などアクセントのきつい
英語と米国人の早口スラング英語に反応し、日本のビジネスの違いを米国本社に説明し
つつ日々のオペレーションを指揮。2017年にその外資系企業を退職。
その後米国の老舗のビジネスコンサルティング会社(International Business Strategies,
inc.)のJAPAN VPとして日本で仕事をしている。
日米の企業を生き抜き、研究開発からマーケティング・事業・営業・オペレーション
の現場、M&Aの実務まで多くの経験をもつビジネスマン。
3度の事業譲渡・売却を最初の2回は主体的に経験し、外資系勤務の実態を日系との
比較において分析的に語り、ビジネスマンに広い視点から生き方のアドバイスも
できるコンサルタント。
英語の歌をギターとピアノで弾き語る自称ミュージシャンでもある。
https://www.facebook.com/yoshihiro.kawase.35