一橋ビジネスレビュー 2017年WIN.65巻3号―コーポレートガバナンス――「形式」から「実質」へ変われるか
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伊藤レポート、スチュワードシップ・コード、コーポレートガバナンス・コードを契機に、日本企業のコーポレートガバナンス改革が進められている。とはいえ、ややもすると形式的な対応にとどまり、資本生産性を実質的に上げ、企業価値創造を持続的に高める取り組みに結びついていないケースも散見される。本特集では、コーポレートガバナンス改革で何が変わり、何が課題として残っているのかをさまざまな観点から検証し、今後の日本企業のグローバル競争力の向上に結びつけるためのカギを探る。ビジネス・ケースは、流山市役所の改革と、味の素の新規事業について。経営者インタビューは、花王の澤田道隆社長。
【主な内容】
[特集]コーポレートガバナンス――「形式」から「実質」へ変われるか
コーポレートガバナンス改革のPDCA(伊藤邦雄)
ガバナンスの実質化をめぐる諸論点(武井一浩)
日本のコーポレートガバナンス改革の進捗と今後の課題(スコット・キャロン/吉田憲一郎)
M&A戦略における規律(朱 殷卿)
日本におけるガバナンス改革の「実質的」影響をめぐる実証分析(伊藤邦雄/加賀谷哲之/鈴木智大/河内山拓磨)
日本型コーポレートガバナンス構造の再検討(花崎正晴)
[特別寄稿]
インダストリー4.0の崩壊とその先にあるもの(光山博敏/中沢孝夫)
[技術経営のリーダーたち]
對馬哲平(ソニー株式会社 新規事業創出部 wena事業室統括課長)
[連載]
日本発の国際標準化 戦いの現場から(江藤 学/鷲田祐一)
フィンテック革命とイノベーション(野間幹晴/藤田 勉)
ビジネスモデルを創造する発想法(井上達彦)
クリエイティビティの経営学(稲水伸行)
[ビジネス・ケース]
味の素――コーポレート・アントレプレナーシップの実現
流山市――人が出て行く街から入ってきて住み続ける街へ
[マネジメント・フォーラム]
澤田道隆(花王株式会社 代表取締役 社長執行役員)