【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:漆原 友紀 著 出版社名:講談社 シリーズ名:アフタヌーンKC 発行年月:2006年02月 関連キーワード:ムシシ 7 アフタヌ-ン コミツクス KC ケ-シ- 55723-04 むしし 7 あふたぬ-ん こみつくす KC け-し- 55723-04、 コウダンシヤ 2253 こうだんしや 2253、 コウダンシヤ 2253 こうだんしや 2253
評価が高いので
★★★☆☆
映画化もされているし、この巻から蟲師を読んでみました。
たんたんと しています。ストーリーも絵も。
これを読む前にバガボンドを読んでいたので、絵に関しては よけいに そう感じたのでしょうか。
奥深いです。
和の調
★★★★★
この作品には、全くといって良いほど乱れが無い。それと同時に、人がなかなかだせない
シリアスな雰囲気と切ない背景がうまく描写できている。読んだ後には不思議な気持ちでいっぱいです。読むというより、引きずり込む本です。心に調のない、精神的に疲れた人に読んでいただきたいです。読めば、生命と景色の美しさが伝わってきます。
歴史に残る偉大な作品
★★★★★
巻を重ねるごとにますますクオリティを高めていく
稀有なこの作品。
カバーのイラストなど、このまま額装して飾っておきたいほど
美しいです。
アニメ化の際にも当代一流のスタッフがほれこんで、自分に
できるベストの仕事でこたえてくれた、本当に幸せな作品だと
思います。
作者は以前、別名で雑誌「ファンロード」で4年4ヶ月にわたって
4ページの短編を連載していましたが、そのころから既に蟲師に
通じる魅力あふれる独自の世界をしっかり構築されていました。
蟲的なるもの・・・ちいさいもの、はかないもの、闇に追いやられたもの
をていねいにすくいあげ、ギンコさんを通して仮借ない優しさをもつ
無常なまでの慈愛の世界で再生させています。
このような偉大な作品を同時代に読むことが出来る、わたしたちも
またたいへんに幸運な読者であるといつまでも語り伝えたいと思います。
ありがとう、漆原さん。
壮大にして密やかな物語の一篇
★★★★★
蟲師のコミックは全巻持っていますが、私はどれも素晴らしいと思っているので、取り立ててこの7巻を特別評価できるわけではありません。そこで、まだ購入されて無い方の為に、7巻掲載の内容として特筆できる点を簡潔にさらいたいと思います。
一つは、蟲師という仕事の宿命を描いた話。「たましい」と「人の宿命」について、ストイックに描いた内容です。私達の世界でも、生きていくために代償とするものがあって、その中には人間らしい心のようなものもあるのだけれど、それでも成すべきことの為には代償としなければならないこともある、そしてそれさえも人間らしいことだ、と思わせてくれるお話です。現実の私達の世界も、もしかしたら、このように大きな犠牲をはらってくれてる人が陰にいてくれるから成り立っているのかも、などと考えさせられます。
もう一つは、今まである程度読みきりだった話の一つ一つのが繋がっていく“物語の核心部分”の一端らしきものが垣間見えてくる箇所があること。7巻までを通じて、密やかな人間の心の動きや日々の出来事が淡々と綴られてきた中で、あ、もしかしたらここから「蟲師」という壮大なストーリーが佳境に向かって動き始るのかな、という部分が出てきます。次回の8巻の発売日が来年の2月と、7巻発売から実に一年半以上と、今までになく時間がかけられているのはそこらへんに要因があるのかなぁと、思わせたりもします。
総じて、蟲師はやはり一話一話読み切なので、どの何巻から読み始めても楽しめます。初めての人なら、自分が強く魅かれる内容やレビューがある巻から試しに読んでみてもよいでしょうし、この7巻から読み始めるのも勿論オススメです。ちなみに私は深夜のアニメーションがキッカケで蟲師ワールドに入り浸りました(DVDはやたら完成度が高く、こちらから入るのもオススメです)。蟲師ファンの人は言わずもがな必見の内容ですよ、7巻。
過不足無く満足
★★★★☆
ごくごくコンパクトな内容なのだけど、それだけに間違いがないという感じ。
どういうことかというと、無理をして話をふくらませていないってことなのです。
毎回思うことだけど、このシリーズを読了するたびに感じるのは「良い映画」を見た「おおーっ」という感覚と同じなんだよね。
余談だけど、表紙の素材が固めなので、やや読みにくい(特に第1話あたり)のが改善してほしいところかな。