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神々の戦い(紙ジャケットSHM-CD)

価格: ¥2,580
カテゴリ: CD
ブランド: ワーナーミュージック・ジャパン
Amazon.co.jpで確認
   聡明なロックバンドであるラッシュは、本作のレコーディング時、アルバム・ロックを主流とする時代の流れに飲みこまれる瀬戸際だった。エイン・ランド狂のドラマーのニール・パートのおかげもあって、すでに知的なリスナーの一部には広い人気を誇っていたこのカナダのトリオにとって、本作はひとつのターニング・ポイントとなった。そして政治や社会経済やSFという初期の作品の主要テーマを深く掘り下げながら、『A Farewell To Kings』の「Cygnus」で語られた英雄伝の続きを語っている。

   ラッシュはAメロ→サビ→Aメロ→サビという典型的な構成の曲よりも、ほとんどオーケストラのようなめぐるましい展開の曲を好んで書き上げ、おなじみの大作的楽曲では音楽的才能を申し分なく見せつけている。計算機でなければ計測不能なテンポの変化、アレックス・ライフソンの超絶のアルペジオ、ゲディ・リーの低音を響かせるベースと高音の金切りヴォーカルはひときわ際立っている。高尚な歌詞はときおり滑稽さと紙一重で、それだけでも本作は「その森には不穏な気配が……」(「Trees」)なんていう歌詞を真面目くさった顔で口ずさむリーの才能にふさわしいアルバムだ。(Steve Gdula, Amazon.com)

大作志向最後のアルバム ★★★★★
カナダのラッシュの通算7枚目のアルバムです。

アルバムタイトルナンバーで、前作からの続きであるシグナスX-1第2巻からアルバムはスタートします。この曲は第2巻と言うよりも本編とでも言うべき内容で、ライヴでも取り上げられるラッシュの代表曲でもあります。18分以上に及ぶ大作です。

ニール・パートの興味はこの頃既にSFや18世紀文学にはなく、現代文学にあったそうです。それゆえ前作ラストで「続く」としてしまったことを大きく後悔したそうです。

悩み苦しみながら産み出されたこのアルバムは、ラッシュの大作志向最後のアルバムとも言えます。 ラッシュの場合、無駄にインプロが長いだけなんてことは有り得ません。長尺物は苦手な方も難なくラッシュワールドに浸れるはずです。
ぜひ一度お試しあれ!
プログレメタラーにもオススメ ★★★★☆
カナダの大御所、ラッシュの7作め。
前作「A Farewell to Kings」よりシンセを導入し、よりプログレッシブ色を打ち出してきたのが今作。
なんといっても1曲めま18分におよぶ組曲“Cygnus X-1 Book U”に圧倒される。
メロディアスさとテクニカルな演奏が合わさった楽曲は、おそらく後のDREAM THEATERなどにも大きな影響を与えたと思われる。プログレッシブなハードロックという点では前作以上の出来。
「2112」から続く壮大な三部作のラストを飾る作品。完成度的にもまずはこのあたりから入るのもいいかと。
個人的にはBあたりのキャッチーな小曲にも惹かれるものがある。
カッコイイですよ。 ★★★★☆
プログレはあまり聴きません。時間に余裕が無いと聴けないし、時間に余裕があればブルースやジャズを聴く私にとっては、プログレという選択肢は殆んど無いですが、これは凄くカッコイイです。
つまり、他のフィールドから見ても普遍性があると言うことです。
プログレRUSHの最高傑作!! ★★★★★
 このアルバムがRUSHの中で未だに一番好きだ。タイトルナンバーの①「Hemisphres」、インストゥルメンタルの④「La Villa Strangiato」が特に好きだ。
 このアルバムでは、ニール・パートの詩の世界、メンバーの高度な演奏テクニック、円熟味を増したTerry Brownのプロデュースが三位一体となって聴き手を魅了する事だろう。
 曲調は前作「a farewell to kings」より明るいが、サウンドはと云うとやはり「プログレ」だと思う。いきなりこのアルバムを聴くのではなく、初期から第3期までの中の何枚かを聴いてから購入される事をお勧めする。
プログレ・ハード・ロック的ラッシュの頂点 ★★★★★
ラッシュの6作目。前作「A farewell to kings」のラストの曲「シグナスX-1」の続編「ブック2」から始まる作品。20分近いこの組曲では、ふたりの神アポロとディオニソスの争いが描かれている。詩人を超えた物語師ニール・パートの文学的才能の爆発といってもよい。サウンド的にも、神の争いを表現するためにヘビーなギターが宙を舞い、百手観音ドラム、光速ベースさばきと神業的世界が展開されている。「The trees」はカエデと柏の日照権争い(?)を描いた作品で、奥深い話が描かれている。
「La villa strangiato」は、9分半のインスト曲だが、12の楽章からなる小組曲。変化自在のギター・サウンドが楽しめ、ラッシュのテクニックが満喫できる。
1曲1曲の質もさることながら、アルバム全体としての完成度が高く、ラッシュの歴史に残る名作と思われる。

ドリーム・シアターの原点はこの作品にあると思われるので、ドリシアのファンは聞くべき。