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太公望〈下〉 (文春文庫)

価格: ¥820
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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中国古代の伝説の人物を描く大作最終巻 ★★★★★
東へ西へ奔走する望。商王朝打倒の足がかりは、西の大国・周にありました。
囚われの身となっていた周王の救出を画策し、未知なる独立国家・召との同盟の橋渡しをし、同じ羌族には牧畜を捨て農耕と戦闘を教え…とまさに八面六臂の活躍。
現行政府を倒すために関係各所を駆けずり回るその雰囲気は、なんとなく幕末の坂本竜馬のポジションに似ているような…錯覚に陥りました。
それにしても壮大なストーリーもさることながら、登場人物がそれぞれ個性的でみずみずしく描かれ(名前がちょっと覚えにくいのですが)、そのこともこの作品を面白くしている一因かと思います。
文庫で3冊1500ページの大作ですが、ダラダラ読むと却って良さが分からないかも。一気に読んでしまうことをオススメいたします。
『太公望』(上/中/下) ★★★★☆
古代の宗教観や風習などが取っつきにくく感じられがちですが、内容自体はとても分かり易く組まれており、かつ太公望とそれを取り巻く人間関係が複雑に絡み合って、読み終えたときには奥深さと達成感を強く感じることができました。
内容に信憑性を伴わせることができない時代背景ではありますが、当時の独特な雰囲気を受け止めることのできる良作だと思います。
全巻読んでみて ★★★☆☆
比較的読みやすい文章で下巻はおもしろい。
ただ上中巻は読んで知識が増える訳で無しエンターテイメントとしてもあまりおもしろくないかも。
人物がやたら増えますがどれだけ必要だったか甚だ疑問です。
呂望 ★★★★☆
太公望が、非常に優れた人間であることは証明されました。
いや、これは中巻からすでにわかっていたことです。

下巻は物語の結末まで息をつかせぬ展開で、太公望の深謀
遠慮に感嘆の声を何度もあげました。

受王は悪逆の王ではなく、古い人間だったということです。
英邁ではあったが王朝の伝統に慢心を覚え、驕慢になって
しまったことが、彼と彼の王朝の寿命を終えさせたに過ぎ
ないのかと思います。

周を輔け、商王朝を倒すための情報戦略、長方戦略。いつ
の時代の競争にも重要な要素として、情報があります。こ
の物語は歴史のロマンを感じるとともに、情報の重要さを
読み手に諭している面があるようでなりません。

著者の意図はわからないけれども、私はそう思うのであり
ます。

受王は悪役ですね。しかし、彼の酷い行動のいくつかには、
神との交わりとしてのものが会ったのではないかと推測さ
れています。この推量は著者のものではありますが、酒池
肉林など、神との対話のために行っていたようです。ただ、
神との対話が臣民のためのものではなかったため、対話が
うまくいかず、国を滅ぼすことになったのでしょうかね。

とにかく宮城谷氏は、受王をフォローするような書き方を
していますね。公正というか公平というかね、とにかく中
立的で冷静なんですよね。
新しい像 ★★★★☆
太公望というと、釣りをしていたところを
誘われた人という印象しかありませんでしたが、
若くて偉大な姜族の族長というして
描かれています。

6人からはじまり、次第に勢力を大きくしていき
受王を追い詰めていく過程が面白いです。
また望の強さが神がかり的なのも爽快です。

最後の決戦のところは
もう少し重厚さが欲しかった。