例えば、政治哲学を勉強している人がR.A.Dahl「ポリアーキー」
の解説を読んでみたり、逆に実証研究の分野の人が
H.Arendt「人間の条件」やJ.Rawls「正義論」の解説を読んでみるなど
自分の専門外で名前は聞いたことがあるけど読んだことがない本の
解説を読んでみると、アプローチの違いなどが理解できて
面白いのではないでしょうか。
それぞれの解説はわかりやすく、術語は解説してあることが多い
(突然専門用語が飛び出すこともありますが)ので
読むのに苦労はしないはずです。
解説されている著作は、編者のある意図(まえがきで紹介されている)
に基づいて選ばれているので、いくつかの著作を対比させながら
読むこともできます。
政治学を全く知らない人にはやや敷居が高いかもしれません。