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てのひらの闇 (文春文庫)

価格: ¥700
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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藤原伊織さんの魅力を堪能できます。 ★★★★★
飲料メーカーの宣伝部に勤務する堀江は、

早期退職を勧められ、あと2週間で会社を去ることに。

そんな時に、自分を20年前にその会社に引っ張ってくれた会長が自殺。

その死に納得できない堀江が調べていくうちに、

会社を移る原因になった20年前の事件と人物、堀江の過去などが関わりあってきます。

極道の人たちに政治家、様々な人間関係が絡みあい、どう考えてもハッピーエンドにはなり得なそうな雰囲気。


藤原さんの書く男性は本当にかっこいいです。

無頼派っていうんですかね。

アル中だったり、だらしないところもありつつも、

責任をきちんと負えて、余計な言い訳をせず、秘密を抱いたまま生きていける。

そんな大人の男性に憧れてしまいます。
まず読んでほしい藤原さんの本です ★★★★☆
主人公 堀江雅之 
有能であるのにリストラに直面している、46才の大手飲料メーカーの宣伝制作担当課長 
離婚して現在独身 高一のときに極道の父を目の前で亡くす 
剣道の達人 
20年前とある出来事が縁で知り合い、中途入社することになったタイケイ飲料の会長から
ビデオフィルムをみせられCMに使えないかと意見を求められる 
そのビデオフィルムが合成であることを指摘したその夜会長は自殺した 
何故、会長は自殺しなければならなかったのか 
合成フィルムをドキュメント映像としてCMに使用させようとしたのは何故なのか 
残り2週間の会社人生でやらなければならないことができた 
企業に吸着する極道と政治家、悲しい過去を持つ女・・・

いい作品です また読みたいと素直に思えます 
ストーリーは当然ですが、やはり主人公の設定がうまい 
暴力団と力でわたりあうサラリーマンというのはともすれば陳腐な現実味のない設定になりがちですが 
主人公の出自を極道としたことで各所うまく話がまとまるようにしている 
冗長過ぎる(ページ数を無駄に使う)人物説明や会話がない 
うまいな 素直にそう感じることができました 読後感が爽やかで誰にでも薦められる1冊だと思います 
てのひらの闇 (文春文庫) ★★★★☆
初めてのジャンル、ハードボイルドに挑戦!
予想以上に良かったです。続きが気になってたまらず、
読み終わったら気分はカッコイイ中年オヤジ!!

続編があるようなので、また是非読んでみたいと思います。
読まず嫌いでは損ですよ!
主人公のキャラクターが魅力的 ★★★★☆
事件の核心に迫りながら主人公の意外な過去の話をしたり、バー店員との軽快なやりとりがあったり、やくざとの駆け引きがあったりと目が離せない展開にはまってしまった。主人公の堀江はどこか抜けたところがあるものの、放っておけない魅力ある人物であり、そんな彼の人柄もこの物語に惹かれた理由だと思う。ただ、会長自殺の原因が意外と単純で個人的には納得できなかった。
とにかく読め ★★★★★
くたびれた中年男のプライド、弱さや強さ、自らの意志を貫こうとする意地。
そんなのを書かせたらイオリンの右にでる作家なんていないのだ。
そんなイオリン作品が大好きなんだな。
ワープとか白髭みたいな空想ハードボイルド物も読みたかったな。
本作も中年男の話。能力はあるけど、上司の肩たたきに応じた中年男の話。
まぁ、とりあえず読め。
何でもいいから読め。
その価値がある。