読み物としては面白いですが、ごく普通の本です。
★★★☆☆
"ゆとり世代"が社会人になり始めました。今までとは違う教育を受けてきた世代→得体が知れないと思われていて、この本が登場したのだと思います。一から百まで説明しないと動かない社員、自己主張ばかりする社員、権利ばかり主張して義務を果たさない社員、"ゆとり社員"はそんな社員だと定義されています。
でも、もともとそういう人達いませんでしたっけ?? "ゆとり世代"だからじゃなくて、もともとそういう類の人達はいるわけで・・・・。対応策は、いわゆる「コーチング」と「全てに対して理由をよく説明する」とよめ、ものすごくオーソドックスでした。
ぴんとこず
★★☆☆☆
極端な例ばかりあげつらっているように思えるし、
彼らについての分析もそれっぽいけど、
ちょっと恣意的なものいいが多い感じがする。
そもそもゆとり教育で育った人間を
みんな「ゆとり社員」と定義(?)して十把ひとからげに、
「ゆとり社員」はこうですみたいに言っている
(「ゆとり社員は優先順位をつけることに慣れていません」だの
「豊かな社会で育ったゆとり社員は与えられることに慣れているため、
とても受け身姿勢です」だの)ところからして、
ちょっと適当な感じがする。
「ゆとり社員は、意味のないことをさせられていると感じると、
やる気を失ってしまいます」とか、こういう書き方をされると、
だいたい誰でもそうじゃね? と思ってしまう。
まあ、普通に新人の扱い方の本だと思って読めば普通の本、
という感じですかね。
若いスタッフに対する疑問が解消
★★★★☆
若いスタッフに期待を込めて日々接する中で、あれ?おや?どうして?という疑問が湧いていた世代の違う先輩たち。経験不足を克服しようという意欲や、指摘を糧に事業に貢献しようとか、当たり前と思うような仕事に臨む姿勢がどうして見えないのか、というような疑問にある程度応えている。
統計学的なデータをもとに調査・分析した書ではないが、ケーススタディとして、また傾向と対策を考える上で参考になる。
それにしても、ゆとり教育がこういう人たちを育てたのだとしたら、政治の影響はこれほどかと驚いた。「スロー」が悪いとはいえないので、ゆとり世代のキャリア形成について多面的な統計を継続して取ることで、次の社会の形成について面白いデータが得られるのではないだろうか。
管理職、人を使う立場の人ならぜひ読むべき
★★★★★
育成計画概念図が実用的でした。
とくに最近の若い者はどうなっているんだとお嘆きの貴兄にはいい薬かもしれません。
指示なしでは動かない部下への切り返し方、自分で考えずなんでも事細かに質問してくる部下への対応なども役立ちそうです。
読んでいて面白い
★★★★☆
ビジネスのハウツー本みたいなのって、滅多に読まないのですが、これは面白く読めました。
私は、著者の団塊ジュニア世代とゆとり世代の間のロスジェネ。
自分の中にゆとり世代っぽさも発見し、反省しました。
他の(○田○美とか、○間○代とか、ミリオネーゼとかの)ハウツー本は、「そこまでできない」とか、
「それはやりたくない」とかって言うことばかり(いわば、はじめからやる気がある人向け)書いてあるんですが、
この本は、ロスジェネのフリーターが読んでも、共感できました。
それにしても、ゆとり社員って、めんどくせー!