インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

Alone

価格: ¥1,481
カテゴリ: CD
ブランド: Universal Jazz
Amazon.co.jpで確認
   エディ・ゴメス(B)は66年にビル・エヴァンス・トリオに参加。彼はエヴァンスとラファロが築き上げたスタイルをきっちり踏襲し、以後11年の長きにわたってエヴァンスの女房役をつとめる。ドラムスは、現代ジャズ界最高のドラマーであるジャック・デジョネット。エヴァンスより15歳ほど年下の、若手2人は本盤録音時点ではまだまだ無名。後にコンテンポラリー・ジャズ界を背負って立つ2人のはつらつとしたプレイと、それに刺激されいつになく力強いタッチのエヴァンス。

   さらに、世界有数のジャズ・フェスティヴァルでのライヴという付加価値が加わり、稀にみる名演が生まれた。ハイライトは愛奏曲<4>で、生涯で最もパワフルな演奏になっている。多くの名作ライヴ盤を生んだ同フェスティヴァル、その最初の名盤。ジャケット写真に写るのは、会場のすぐ近く、スイス・レマン湖のほとりに建つ古城。本作は「お城のエヴァンス」としてファンに親しまれる。(高木宏真)

就寝前の一枚に ★★★★★
このCDにまつわる長々とした薀蓄は既に先輩方が書いて下さってるので割愛。
単純に通しで聴いて思った率直な感想をば。

#1.Here's That Rainy Day、#2.A Time for Love、#3.Midnight Mood、#4.On a Clear Day、そして最後に
#5.Never Let Me Go、この5曲構成+オルト各5曲+メドレー含む2曲の12曲構成。

盤名が示す通りピアノオンリーの独奏で、最初の3曲から既にどれも良曲揃い。
エヴァンス聴くならまずこれを、と評される鉄板の『リバーサイド四部作』も聴きましたが、個人的には
その四枚はさておき、むしろこちらを先に手に取って貰いたいくらい。とにかく「聴きやすい」んです。

所謂ジャズ玄人好みの敷居の高さを感じない、シンプルで耳に残るキャッチーなメロディが基調。

雨の日の憂鬱な昼、アンニュイな気分の夕方、寝付けない夜など、聴きたいシチュエーションは如何様にも。
耳にスムースに入ってきて、心を落ち着けてくれます。

寝つきの悪い私はよく寝る前なんかに聴いてます(笑)
世界初リリースの6曲を含むリイシュー ★★★★★
ビルエヴァンス初のソロピアノアルバムがこの"Alone"だ。クレディットによると1968年の9月23日、同年10月8日、21日の三日間に渡りニューヨークのウエッブスターホールで録音となっていいる。エヴァンスのソロピアノをたっぷりと楽しめる、ファンの間では既に名盤として名の通った作品だ。全曲がバラッドになっていて、内省的でリリカルなメロディが横溢している。後に彼自身の弁でも、「初めて自分自身が美しいピアノの音と一体になれた」と語っている程だ。特に最後の15分に渡る"Never Let Me Go"が圧巻だ。さてそのような本盤の売りだが、6曲目から12曲目のオルタネイトテイクが全て未発表曲となっている。但し、12曲目はアローンが初CD化された時にボーナストラックとしてリリースされていた。問題は6曲目から11曲目までの6曲で、本2005年リイシューCDで世界初で発表されたものだ。といことはあの18枚組CD"Complete Bill Evans On Verve"にも収録されていなかった"貴重な"オルタネイトテイクとなる。まずはあのBill Evans Albumでエレピを交えて演った"The Two Lonely People"の完アコ初テイクだ。この頃はまだ"The Man And Woman"というタイトルだったらしい。その他のオルタネイトテイクは、聞き比べると、マスターテイクには敵わない。だが、そこはエヴァンスらしく所々弾き方を変えているととこらがやはりミソといえる。そして、エヴァンスがこのAloneの制作に並々ならぬ意欲を持って望み、何度もテイクを取り直しながら("Midnight Mood"ではHelen Keeneの"Take Thirteen"との声が聞こえる)多くの時間を費やしていたことがわかる。
湖面を流れるリリカルなピアノ ★★★★★
お城のジャケットにフランス語によるメンバー紹介。異国情緒が漂うスイスはモントレーのレマン湖畔でのライブ。エバンスのライブというと、Waltz For Deby と Sunday At Village Vanguardが有名だ。クラブの狭い空間でのしっとりとしたリリカルなピアノトリオもいいですが、野外のオープンスペースでの開放感を感じるこのライブもまた素晴らしい。Vanguardライブでのスコット・ラファロとポール・モチアンに替わって、エディ・ゴメス(Bass)とジャック・デジョネット(drums)が今回のアカンパニストとなる。ラファロに勝るとも劣らない雄弁でよくスゥイングするゴメスのベース。モチアンよりパワフルでドライブするデジョネットのドラムス。この両者に触発されエバンスが発止とした爽やかなピアノを聞かせる。ラファロ、モチアンとのライブ程の鬼気迫る緊張感には欠けるが、このトリオのゆるやかな一体感もまた絶妙だ。ベードラなしのバラードI Love You Porgyでのエバンスのピアノソロは絶品。透明感溢れるピアノの音が湖面を流れる穏やかな空気に吸い込まれていく感じがとても素敵だ。不思議なことに、本盤でのゴメス、デジョネットのプレイがうるさいと感じる人がいるようだが、この二人が出しゃばってトリオのバランスを崩しているとは決して思えない。インタープレイとインプロビゼーションがジャズの売りものですので、そこんとこひとつよろしくお願いいたします。
私はコレでビルエバンズにハマりました! ★★★★★
ビルエバンズの中ではもっとも聴いた回数の多いCDです。
大学生の頃にこのアルバムと知り合って、40歳になった今でも
一年に数回は聴いています。なんというか気合の入るといいますか、
エバンズのじっとりした暗さはあまりありませんが、まじめに聴ける
といいますか、なんともいいんですねコレが。

バーブなのにモゴモゴとしていない録音もいいですし。いいですよ!

アグレッシヴ ★★★★☆
 スコット・ラファロ、ポール・モチアンを擁した所謂「リヴァ―サイド4部作」を購入して以来、暫くの間、エヴァンスのアルバムには手を出していませんでした。ある時、何かの本でこのアルバムに触れているのを見つけ、半ば衝動買いのように店に向かったのを憶えています。

 内容は良いです。前述のリヴァ―サイドの諸作に聴ける神懸り的な凄さには及びませんが、然しあれが特別なのだと考えれば、相当秀逸なピアノトリオ作品と言えるでしょう。ドライヴしています。後年のエヴァンスの、力強くハードなプレイの契機となった作品のようです。お奨め。