さらに、世界有数のジャズ・フェスティヴァルでのライヴという付加価値が加わり、稀にみる名演が生まれた。ハイライトは愛奏曲<4>で、生涯で最もパワフルな演奏になっている。多くの名作ライヴ盤を生んだ同フェスティヴァル、その最初の名盤。ジャケット写真に写るのは、会場のすぐ近く、スイス・レマン湖のほとりに建つ古城。本作は「お城のエヴァンス」としてファンに親しまれる。(高木宏真)
バーブなのにモゴモゴとしていない録音もいいですし。いいですよ!
内容は良いです。前述のリヴァ―サイドの諸作に聴ける神懸り的な凄さには及びませんが、然しあれが特別なのだと考えれば、相当秀逸なピアノトリオ作品と言えるでしょう。ドライヴしています。後年のエヴァンスの、力強くハードなプレイの契機となった作品のようです。お奨め。