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Solo Sessions 2

価格: ¥1,047
カテゴリ: CD
ブランド: Milestone
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技巧を超えた ピアノのタッチと ”間”の美学 ★★★★★
ソロピアノは
バックの演奏がないので
ペダルを多用して、抒情的な雰囲気を醸し出す演奏になりがち、、、


本アルバムでは
曲によっては、ほとんどペダルを使用していないようです
(もちろん、ペダルによる響きを生かした抒情的な演奏もあります)

生々しい右手のタッチと
くしゃっとつぶしたような短い和音
絶妙なタッチの強弱

音と音の隙間の 絶妙なコントロール
緊張と緩和の使い分け

激情と抑制が 同時に感じられる演奏


今のピアニストと違って
思わせぶりでもったいぶったようなところが
ほとんどないのもいいですね。



録音時にはいろいろなドラマがあったようですが
結果的には
味わい深く、静かに興奮できる作品となっていると思います。

限りなく美しいピアノ・ソロです ★★★★☆
VOL.1同様、ビル・エヴァンスの死後に発見されたピアノ・ソロ演奏の録音です。7曲のように感じられますが、メドレーもありますので、8曲の収録だと考えてください。1963年1月10日のNYC録音です。

「オール・ザ・シングス・ユー・アー」のピアノ・プレイは彼の心象風景を表わしているようで、気持ちの趣くままに自由奔放に奏でられています。リスナーの心の解放にもつながるようです。大空に羽ばたく鳥のような爽快さが伝わりました。

「サンタが街にやってくる」はクリスマス・シーズンだけに限定するのは惜しいくらいで、愛らしく優しい気持ちに包まれています。溢れる才能を全て音にして表出しているかのような演奏です。ピアノ・ソロの魅力を満載しているようなプレイでした。

「アイ・ラヴ・ユー、ポーギー」の美しさといったら言葉も出ないほどです。耽美的と称されますが、まるでドビュッシーの曲を聴いているかのような左手のコードにのせて、右手が鍵盤の上を自由にさ迷います。時折見せる音の無い瞬間が実に美しく、ため息がこぼれそうです。素敵な演奏で、万人に愛される音楽でしょう。

「ホワット・カインド・オブ・フール・アム・アイ(テイク2)」の美しいメロディとそれに寄り添うかのように展開されるハーモニーの妙がいいですね。これがエヴァンスの真骨頂でしょう。心の内との対話のようなインプロヴィゼーションに惹かれます。テイク1と甲乙つけがたい素晴らしさでした。両方聞き比べてもらうとその真価が分かりますので。
エヴァンスがリバーサイドに遺した最大の隠し財宝 ★★★★★
初出は「ビル・エヴァンス/コンプリート・リバーサイド・レコーディング」(1987年リリース)だったと記憶する。
当時、リバーサイド・レーベルを離れたエヴァンスだったが、リバーサイドとの契約消化のためにソロ・セッションとピアノ・トリオによるライブレコーディング(アット・ザ・シェリーマンズ・ホール)が企画された。
本CDは、そのソロ・セッションの半分を収めたものであるが、1963年の録音当時から長らくお蔵入りとなっていたものである。

演奏は、世に名高い「リバーサイド四部作」(ポートレイト・イン・ジャズ,エクスプロレーションズ,ワルツ・フォー・デビイ,サンデイ・アット・ザ・ビレッジ・バンガード)と比肩しても、少しも聴き劣りするどころか、むしろそのパーソナル性ゆえ、浸透力の高い演奏となっている。

私見だがアルバムのトップを飾る「オール・ザ・シングス・ユー・アー」は、このソロ・セッションの最大の聴きどころであり、強く張り詰めた表情が印象的な曲である。息をも忘れ、曲の終焉とともに緊張の糸が解けホッと息をする、といったらお分かりになるだろうか。
それに比べて、次の「サンタが町にやって来る」は、子供の時代を追憶するようで懐かしさにあふれ、「アイ・ラヴ・ユー・ポーギー」はゆったりと繰り返し打ち寄せる波のようで、詩情豊かで美しい。
VOL.1に引き続き、再度収録された「ホワツト・カインド・オブ・フール・アム・アイ」(僕はなんて馬鹿なんだろう?)は、そのタイトルのままに、当時のビルの個人的な心情を表している。

すべての曲は、エヴァンスの様式のままに、感情の吐露の許されるギリギリのレヴェルで燃焼されている名演奏となっている。
名盤「アローン」とは異なるソロ・ピアノ、、、こちらも名盤です。 ★★★★★
ビル・エヴァンスのピアノを味わうのに最適といわれるソロ・アルバム。有名なのはVerveに残した「アローン」なんだけど、あれはちょっと隙がなさすぎ。もちろん昔のLPのB面一杯を占めていた「ネバー・レット・ミー・ゴー」だんだんソロが進むにつれどんどん情感がのってきてあれも最高なんだけど、、、、
ラファロの死後まもなくということと、Liverside最後のセッションといった事情も絡んでエヴァンス自身が非常に赤裸々に自分をさらけ出した演奏を繰り広げる。えもいわれぬ情感漂うナイーブな演奏が全編に漂っているということであえてこちらのアルバムのほうをオススメしたい。vol.2のほうではややスインギーな演奏が目立つ。
素朴なエヴァンスもいい ★★★★☆
1日で17曲近い曲数を録ったようで、リハーモナイズやフレイズが無計画に進んでいく感じでまさにジャムセッションといった感じです。でも格調高いロマティシズムではない、素朴で、アットホームで、意外に攻撃的なエヴァンスの素顔を覗くようで、とても興味深いアルバムです。バドパウエルの影響も感じるピアノソロです。vol1と2枚で一作といった感じです。I love you,porgy はモントルーの名演よりこっちの方が素敵!。またwhat kind of fool am IはVOL1とVOL2ではまったく異なった雰囲気です。キーを変えているあたりが興味深いです。