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リサーチ・マインド 経営学研究法 (有斐閣アルマ)

価格: ¥2,100
カテゴリ: 単行本
ブランド: 有斐閣
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■サラリーマンが読んでも得ることは少ないと思います■ ★★☆☆☆
・ざっと読みましたが一般のサラリーマンが読んでも
 あまり得るモノはないと感じました。
・逆に経済学で学者になりたい、大学で職を得たい方には
 ★×4くらいの価値はありそうです。
 (ということで、もしかすると私はターゲット外の読者なので
  以下は参考程度ということでしょうか。)
・この中では唯一、藤本さんのコメントは気が利いていると思いました。
 −米国スタイル:厳密なデータ分析をして1つ1つ命題を固めるスタイル
         モジュラー的体型
 −日本(にあっても良いスタイル):
   ホログラムを使って立体像を再現するがごとく。
   1つ1つは強くない検証を積み重ねることよによって
   全体として強固な命題に至るような感じ。    
 (それ以外の先生の書かれていることは「何だか薄っぺらい」と
  感じました。所詮、学会の中の小さい話だな〜と。)
・フィールドリサーチの実態をよりリアルに把握したい場合は
 『経営学のフィールド・リサーチ』の方が個人的には遙かにお薦め。
 恐らく、”共著者陣の厚み”の違いだと思います。
 (ex.上記著作は横綱級の三品先生とニッチな川喜多先生が両立しています)

経営学の先生方が、本音で、ブッチャケトーク ★★★★★
私は学部も院も経営学系で、学部時代はともかく、
院ではそれなりに先生方とも親しくお付きあいし、
それなりに先生方の生態を知ることができた。

今回、本書で、経営学の先生方が、
その生態を本音で、ブッチャケトークで語ってくれている。

「大学教授は楽な商売」という誤解を持った方、
「経営学者なんて、ほんとのビジネスを全くわかっていない」と
思い込んでいるビジネスマン氏、などなどには是非ご一読いただきたい。

彼らがどれほど真剣に企業を見つめ、経営戦略を分析し、
日本の明日を考えているか、がわかるであろう。

本書の欠点として、著者紹介の貧弱振りを指摘しておきたい。
5人の著者をたった1ページで、氏名・現職・研究テーマ・主要著書の
4項目のみで紹介している。

経営学者としての本音をとくとくと説いているのだから、
そのご説の背景にある生年・学歴・職歴は是非ディスクローズしていただきたい。
本書を読めばわかる部分もあるが、わからない部分も多い。
学歴・職歴くらい、インターネットで調べればわかるにはわかるが、
それは不親切。

経営学者の本音トークの本なのだから、その氏素性は明らかにするべきと思うのです。
フィールド・リサーチに礼節を知り目論見を以って取り組む先例に学ぶ ★★★★★
 全III部、10章構成。東京大学大学院の経済学研究科で御活躍の著者5名+第1章補論にいろいろな大学の先生10名の大合作集。
 第5章では、ミクロな話が出てくる。自分の専攻分野でないと過程が分からない。最尤法というのは、最もモットもだと思える方法を示すからそう呼ばれているのだろうか。

 非線形なものを相手にするというのも、経営や組織をやっていてよく出くわす。私の勤めるある事業所で、一時期残業続きで夕方おにぎりが支給された。近隣のコンビニで毎日夕方全部買ってしまう。一、二週間ほどで、繁忙期が終えて買うのをやめた。そしたら、コンビニのPOSから判断した(モットもと推測できる)発注数量が狂ってしまった。次にいつ買いにくるか分からないし、廃棄処分はロスになる。コンビニにお勤めのパートさんは、買い出し担当と顔見知りになっていた。パートさんは、「そんな予測で仕入れていないでじかにお客さんに聞いたほうが早いわ!」というので、聞きに来たらしい。それで、次の残業予定を教えてあげたという。CRMやFSPの最適化も、こんなお客が相手じゃあ在庫回転率は上がらない。この世界は、気まぐれな人間相手だから面白い。

 大学の先生も、本書のような研究生活の生い立ちの記を率直に語ってくださるとわれわれにとっては、難解さを競う百科事典のような論文に付き合わされるよりも、余程、方法論について考えることを身近に感じることができる。阿部先生はちょっと固かったかな。これから研究者を目指す方も、卒業・修了要件として論文を書こうとする方も肩の力を抜いて、しかし、基本の忍耐と訓練は積みつつ、先生方の語りを耳にしておくことは有意である。おすすめする。
 有斐閣アルマの青丸は、Advanced扱いだが、これは恐れることはない。良くできた本である。

 目次詳しい。事項索引あり。ひもなし。
経営学の研究手法入門に最適 ★★★★★
東大一派の先生方が、自信の研究者生活について語る体験談。経営学の研究者がどのように「研究」を行っているのか、研究者にはどのようにしてなるのか、についてのケーススタディといっても良いだろう。
経営学の研究手法を学ぶという目的には若干不向きだが、経営学の研究者が具体的にどのようなことをしているのか、ということを知るには最適な書だと思う。1つの研究テーマがどのように芽生え、どのように発展して行ったかというストーリーが詳細に語られているからだ。また、ストーリーの裏にある研究者の目的意識などについても語られており、タイトルのとおり「リサーチ・マインド」についても学べるだろう。
経営学を学問として勉強しようと考えている学生や、MBAに入学して「経営学ってどうやって研究するの?」と思っている社会人は、読んでおいて損のない本である。