「フェンネル大陸偽王伝」シリーズの第３作。
　前作よりは良いと思うが、物語の進行が唐突な点は相変わらず。読んでいて違和感を感じ、最後まで納得できない気持ちが残る。なかでも人物造形に一貫性がなく、説明不足なのではと思う。
　シリーズの１作目では、もう少し骨太な物語という印象を得ていたのだが、うーん、なんだかなあ。

「フェンネル大陸 偽王伝」の名にふさわしい展開になってきた3作目。
フェン、テオ、アシュレイの3人は攫われたソルド王を連れ戻しにパラクレスへ。そこで見つけた見覚えのある顔は、顔こそ攫われたソルド王だったがフェンは彼に捕まってしまい、またもや軟禁状態に…フェン…；
助けてくれたテオの状態も分からないまま自分は死ねない！と必死で脱出しようとするフェンですが、ここでサチ登場！一体何者ですかサチ。

ようやく帰り、情報を集めて行く中で、王を攫った二人に出会う。
取引に現れたのは・・・・！

ここでソルド王の過酷な運命が分かるのです。自分たちと王を待っているソルドの人達にどう伝えたらいいか…フェンの心の痛みが伝わってきます…

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またもやフェン餓死寸前。だ　大丈夫かー！
最後のパラクレスの運命はちょっと切なかったですね。それはソルドにも言えますけど。
長く長く続くこのシリーズ。最後まで見届けようと思います。