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青空の卵 (創元推理文庫)

価格: ¥780
カテゴリ: 文庫
ブランド: 東京創元社
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読むとすごく穏やかになれる ★★★★★
探偵役の鳥井と、助手役の坂木。
いわゆる、日常ミステリーの連作集。
だが、この作品はちょっと異色だ。日常ミステリーに分類するのは気が引ける。
日常ミステリーの中で、社会性のあるテーマを扱っている。
主人公の坂木はすごく純粋で、それをどんどん吸収していく。
ひとつひとつの話がすごく感動的。
そして人間関係がちょっと訳あり。このあたりも気になる。
日常ミステリー+社会性+ハートフル。
読むとすごく穏やかになれる。
とりあえず、このシリーズは全部読むことに決めた。
さわやか上等。 ★★★★☆
男同士だよね?

と、あまりにリアルに考えるとちょっと引く人もいるかも。
男子には勧められないけれど、スイートな話を好きな女子にはいいのでは。

引きこもりの友達・鳥井に逆に依存している僕・坂木と、その二人を取り巻く心温まるニンゲンの輪。
辻村深月や加納朋子の覆面?とちょっと思ったほど。年齢違うから違うだろうけど。

でも、その手のシリーズが好きな人には勧めても大丈夫なのでは。
推理は面白いし、妙にウェットな二人にちょっと辟易しないでいられれば、これはおすすめと思われます。
引き籠もり探偵冴え渡る ★★★★☆
引き籠もり探偵である鳥居と、親友以上と言える坂木との関係は特殊だ。
別に同性愛とかいうものでは無いが、二人の信頼関係と依存関係の深さは、海より深い。
ガラスの様な繊細な神経の持ち主鳥居が引き籠もる様になった経緯に、坂木は深く理解を示すが、その様が異様ですらある。

特殊な関係と言える二人が、いくつもの謎を解決するのだが、鳥居の洞察力・推理力には舌を巻く。
正義感の強い坂木が、難題な謎を持ち帰り、わずかな材料を総合的に整理して、鳥居が自信満々に謎を解く。

この様な経緯により、引き籠もりの鳥居が関わる人々の数が、一人また一人と増えてゆく。
つまり、鳥居の引き籠もりを、坂木が一歩一歩ではあるが、治療してゆくという、名カウンセラーにもなっている。
頭の良い鳥居は、坂木の思惑にも、可能な限り応えてくれている。

続編である「仔羊の巣」「動物園の鳥」でも、さらに登場人物が増え、鳥居と坂木双方が、より人間的成長を遂げてゆく。

総じて、温かい雰囲気の作品ではあるが、少々湿っぽく、描写に少々くどい面があるのが否定出来ない。
この作品は著者のデビュー作らしいが、後の作品では、過剰な描写が減り、ストレートですっきりとしたものに変化してゆく。

著者の作品群のラインアップは、かなり増えた。
これらは、我々読者の宝だ。

優しい話 ★★★★☆
精神的にキツイ時に読んで、ちょうどいい位甘い小説。
ただ、主人公の男二人が互いに依存している設定のため、駄目な人はとことん駄目で、大丈夫な人でも特に男が人に勧めたりすると、あらぬ誤解を受けかねず、読んでも話の種にはしづらいです。
児童向け ★☆☆☆☆
二話目まで読んで、放棄しました。
あまりにもリアリティに欠け、自己完結的なお話でした。
これが児童向けのものだったら丁度いいかもしれません。
「なかなおりしたよ」「よかったよかった」「なんていいゆうじょうなんだろう」本当にこんな感じ。
残念です。