パリの不穏な騒動、そしてまたまたジェイミーが牢獄へ、(今度はバスティーユ牢獄ですが)クレアが身ごもっている赤ちゃんは無事生まれるのか?など、本当に次から次へと飽きさせない。そして「ジェイミーの残虐非道な仇敵」とは誰でしょう?・・・まだまだこの「ジェイミーの墓標」だけでは謎解きが終らなさそうです。
そしてついに原書の題の「Doragonfly in amber(琥珀のなかのとんぼ)」がお話に出てきます。琥珀のなかのとんぼのように、ジェイミーとクレアの2人の愛は、何百年のときを経ても、変わらず美しいままでありつづける・・・。なんとも素敵な題です。
やはり話が込み入ってくるだけ、ちょっと一度では理解しにくい所とか、すごく抽象的で「わからない」ところもありますが、アウトランダー・シリーズは、実際10回読んでもまだ楽しめる本です。