戦いの前の特訓
★★★★☆
良守、時音、志々尾が妖術使いのコ−チ花島亜十羅の特訓を受けます。
時間内に無事課題を達成。コンビネーションも良好になります。
黒亡楼は人間と区別のつかない妖を作り、着々と烏森への侵略の
準備を進めています。
志々尾は随分周囲の人間に溶け込んだようです。
妖になった平介は不気味です。
志々尾と、裏会と、コクボウロウ
★★★★★
志々尾の教育係の亜十羅が、雷蔵、名前の通り雷を使う妖獣と一緒に、烏森にやって
来ました。志々尾は、亜十羅が苦手みたいで、素直に言うことを聞くのが、今までと
違って新鮮でした。雷蔵も、愛嬌があって可愛い。
そんなコンビを捕まえるという、良守・時音・志々尾のトレーニングが開始されます。
志々尾も最後は、良守に任せるあたりが、なんだかんだいって信用しているのかな
と感じ取れました。
そんなトレーニングをやっている裏では、コクボウロウが烏森に向かって、一歩づつ
策略を進めてきます。その前段階として、松戸暗殺をするのです。
しかし、松戸は曲者ですね。身代わりを立てて、死んだ身として行動を始めるとは。
烏森は、コクボウロウだけでなく、獅子身中の蟲かもしれない裏会幹部の扇も関わって
きます。これから一体どうなるのか。特に火黒の行動に目が離せません。
黒ぼう楼
★★★★☆
此の巻で黒ぼう楼の構成が少し明らかにされました。
また、前巻あたりでさわりのみ紹介された
限の教育係である女性の話も。
全体的に新キャラクターが多めです。
話の流れとしては、少しずつ烏守の土地の説明も盛り込まれていました。
良守の趣味のエピソードはありませんでしたが、
相変わらず完成度の高い作品でした。
敵の正体
★★★★☆
徐々に敵の実態が分かってきた。
一方、仲間意識が芽生え始めてきた3人にそれを引き裂く魔の手が迫る。
今後の続きが気になります。
うわ…
★★★★★
黒ぼう(「ぼう」は、草冠に亡と書く)楼の実態が少しずつ分かってきました。限と結界師たちのチームワークが見もの。
表紙も涼しげでいいと思った。