著者が訴えている恨みの連鎖の霊的干渉の現象化について思いました。
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このシリーズの<1>〜<5>まで何回も読みました。
とくに<4>の内容の、価値観、幸福感、美の概念、これらのことは、霊的成長度によってその認識はぜんぜん違うっていう表題通りだと思います。
又、<4>には、とある宝石で金儲けした人たちのことが指摘されていて、その行為は心無いものであり、そして、その金儲けの裏にある霊的干渉まで指摘されています。
問題は、宝石そのものではなく、宝石を求め、宝石で金儲けした人たちの心の動き、そして大半の人が間違えていると思える、美の概念。
著者はそれを指摘していますし、間違った価値観が恨みの連鎖の霊的干渉を増大させている。
そしてそれは(いまだに私自身が何回も読んでいる)ローム太霊講話集の、104pに述べられているブルーサファイアのことを思い出しましたし、この本の中でもローム太霊講話集のその話の内容について触れられています。
今、訳の分からない犯罪、特に猟奇的犯罪はとても増えていると思いますが、その理由は恨みの連鎖の霊的干渉によるものであると<1><2>で述べられていますし、又、猟奇的犯罪は動物霊が人間に復讐するためのものであるとの分析があり、まったくその通りだと思いますし、そして著者は、今後もっと増えるだろうと述べています。
それらをみて、恨みの連鎖の霊的干渉を増大させないために、私たちは何を求め、何をするべきなのか、そのことを真剣に考えさせられる本であると思います。
Kellyさんの怒り…
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この本を読むと人間が嫌いになります。
今の人たちの価値観、幸福感、それはとても低く、自分たちだけよければ良いという心であり、それは著者が<1>のローム太霊との出会い から訴えている、自己奉仕者の心の動きです。
そして大半の人が自己奉仕者の心の動きで動いているから、一部の国の経済は繁栄したけど、その裏で飢餓貧困が横行している星になってしまったのが、今の地球で、著者はこのことをとても憂いているのだと感じます。
それ以外にも、金持ちの価値観や幸福の概念、それが薄っぺらいものであり、そんな人は本当の“美”を知らないのであると指摘されています。
<4>は、Kellyさんが一人でぼやいている文が多いのですが、著者のプロフィールにあるとおり著者の心の二面性である感情と論理、その感情の部分が表れているからこそ、Kellyさんはこの本の中でとても怒っているのだとも思いました。
だからそれは、著者自身のこの世界に対する憤りでもあると思えます。
しかし、ただ憤っているだけでは何の解決にもならず、今地球人は何をするべきなのか…そのことまでこの本は指摘しています。
誰もがたった今の地球の現状を知りえず、たいして何も考えずに毎日過ごしている…それではいけないし、そんな人間はこの世界を良くして行くことが出来ない。
その通りだと思いますし…だから自己奉仕者の心の人が大半のこの星は、オビ文に書いてある通り、「神の咎めとして、文明の崩壊を招く。」…その通りだと思えます。