収録作品は以下の通り。
N・ホーソーン『ラパチーニの娘』
C・ディケンズ『信号手』
E・ワートン『あとになって』
F=J・オブライエン『あれは何だったか?』
R・キップリング『イムレイの帰還』
A・E・コッパード『アダムとイヴ』
W・コリンズ『夢のなかの女』
H・P・ラヴクラフト『ダンウィッチの怪』
A・ビアース『怪物』
W・デ・ラ・メア『シートンのおばさん』
作者の方は今でも有名な人達ばかりですが、作品自体は今では余り知られていないものも結構ある様です。巻末の解説はお馴染み平井呈一氏。今読むと些か古臭く感じられる記述も多いですが、それだけ年代を重ねて来た書物だと云うことなのでしょう。長い時間をかけて醗酵して来た味わいを、コーヒーでも飲み乍らじっくりゆっくり楽しんでみて下さい。