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怪奇小説傑作集5<ドイツ・ロシア編>【新版】 (創元推理文庫)

価格: ¥924
カテゴリ: 文庫
ブランド: 東京創元社
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どこかメルヘン的な雰囲気の漂うドイツの怪奇小説と、興味深いロシアの怪奇小説 ★★★★★
ドイツの怪奇小説の方はどこかメルヘン的な雰囲気を、
漂わせている感じがしました。また、ロシアの怪奇小説というのは、
馴染みがないので、興味深かったです。


クライスト
「ロカルノの女乞食」
古典的な話ながらも、
なかなか不気味な物語です。


ケルナー
「たてごと」


「怪奇小説傑作選4フランス編」の「フルートとハープ」と似ていますが、
こちらの方がかなり早くに書かれた作品の様です。
いかにもロマン派という感じです。
ロマンティックで幻想的な夫婦愛の物語で、
好きです。
ひとりでに鳴り出すハープとか、
このドイツ編も、幻想的な感じもあり、
やはりこれはこれで、興味深く読む事ができました。



エーベルス
「蜘蛛」
ある小さなホテルで、立て続けに三人の男が窓の桟で首を括って亡くなる
という怪事件が続発していた。
原因を探るべく、一人の学生が宿泊する。
恐怖と隣り合わせの恋、話の構成といい描写といい、
傑作です。



ホフマン
「イグナーツ・デンナー」
盗賊、悪魔と契約した男、
一代叙事詩・冒険譚みたいな感じでした。


ゴーゴリ
「妖女(ヴィイ)」
途中、妖女が学生に見せたイメージ?が
美しかったです。ロシアの民間伝承を元に
している所が、興味深かったです。


レミゾフ
「犠牲」
話自体は、いまいちよくわからなかったのですが、
ラストの不気味さ、衝撃的な感じは印象的でした。