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傭兵ピエール(下) (集英社文庫)

価格: ¥680
カテゴリ: 文庫
ブランド: 集英社
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ロマンチック! ★★★★★
佐藤賢一作品の中でももっともロマンチックな作品だ。小説としての完成度うんぬんよりも、ピエールとジャンヌ・ダルクとの愛の行方が気になり、一気に読ませる。

前半部分の方が面白かったが、ジャンヌとの出会いの後、ピエールがだんだんと変わっていくところ、愛に目覚めていくところは、この小説のよさだと思う。

佐藤賢一の小説で自分が好きなのは、金や名誉のためでなく男が女のために戦うという、そういったストーリーである。実はこういったストーリーは『王妃の離婚』ぐらいしかない。

もしかしてこういったストーリーは玄人好みではないかもしれないが、どんな時代でも男と女はいたはず。ヨーロッパの中世であったとしても。
聖女ジャンヌダルク ★★★★★
舞台は100年戦争後期のフランス、混乱した時代を描いていて、この時代のことを知りたいならこの本で十分でしょう。そして今まで習ってきた歴史を違う目線で見れるので楽しいと思います。
一気呵成にクライマックスへ ★★★★★
この下巻では、物語の「転」、そして「結」にあたる部分が描かれる。
ほんの少しタルい感じのある「承」から「転」じて、物語は徐々にスピードをあげる。テンポよく次から次へと展開するエピソードが読者をぐいぐいと引きつけ、ラストまで一気に読み進めずにはいられない。

史実に基づきながらも、そこに登場する架空のキャラクターをこうもイキイキと描く作者の筆致はお見事! カタカナ名前はちょっと‥なんて敬遠せずに、読んで欲しい1冊です。