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株主総会 (幻冬舎文庫)

価格: ¥480
カテゴリ: 文庫
ブランド: 幻冬舎
Amazon.co.jpで確認
出版するレベルに達していない ★☆☆☆☆
これを小説と称して売る出版社に大問題があると思う。
小説として読むレベルにはない。
商法の1つの条文から思いついた稚拙なストーリーであり、それを肉付けするだけの小説としての厚みも無い。
1ページで言い終える内容である。
せめて、担当編集者が手を加えるなど、もう少しマシなレベルにしてから、売り物として出版するべきではないのか。
株主とは何か、会社とは何かに一石を投じる本 ★★★★☆
株主総会の法律の抜け穴をつき、
社長を降ろして自分が社長になってしまうという物語。
その後、元社長VS自分の様々な闘争はなかなかのもの。
ホリエモンが出てきた当時、
会社とは何か、株主とは何かとかが問われ、
法の抜け穴をつくやり方とかが問題になったけど、
そういうことが実態として、
容易に起こりえることを教えてくれる。

そんなに長くないので、
ある意味、ずしっとはこないかる〜い感じなんだけど、
その反面、読みやすい本ではある。
実社会ではあり得ないが ★★★★☆
2時間程度で読み切れる中編の経済小説である。株主総会の下準備を任されているある会社の総務部次長が、安定株主から議決権を委任されているその立場を利用して株主総会で謀反を起こし、あれよあれよという間に社長に納まってしまうというストーリー。現実社会では起こりえないことだが、ロジックとしてはこのような事態が起こっても仕方ないと思わせる、弁護士の作者だからこそ編み出せるトリック。だから何なんだという気がしないでもないが、軽く読み飛ばせる痛快な小説だった。
新ジャンルの小説として評価したい ★★★☆☆
星3.5個。

リストラ対象の総務部長が形骸化した株主総会を利用して会社を乗っ取ってしまうという奇想天外なアイデアで読者の興味を一気にひきつけて最後まで読ませてしまう法律小説である。

著者は豊富な実務経験と知識を持ち合わせた現役弁護士で、難しい内容の題材を法律に詳しくない読者にまでわかりやすく展開している。

ただ読みやすさと表裏一体ではあるがストーリーの流れや登場人物の心理描写などには深みがないことが残念である。

したがって、小説としての醍醐味を求めるより、あくまでも楽しみながら株主総会についての知識を身に付けることができる格好のテキストという位置づけで読んでみると満足度も高くなると思われる。
一般の小説というには無理がある ★★★☆☆
 6刷と売れたわりにレビューが少ないのは、読者がサラリーマンに偏っているからだろうと思う。サラリーマンは読んだらそれでおしまい。 昨今の企業を取り巻く法律事情の勉強になる。作者の言うようにビジネスロー・ノベルという分野もあるのかもしれないが、一般の小説というには無理があるような気がする。