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社外取締役 (幻冬舎文庫)

価格: ¥520
カテゴリ: 文庫
ブランド: 幻冬舎
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小説としての面白さにも実務的な示唆にも欠ける ★☆☆☆☆
【感想】
コーポレート・ガバナンスに注目が集まり、社外取締役にも関心が集まっている。本社はその「社外取締役」をテーマにした企業法律小説である。
期待を持って読んだのだが、その期待は裏切られることになった。それは以下のような理由による。
・主人公に魅力がなく、読み物としての面白さに欠ける
・例えば新しい驚きのある戦略が提示されるような、経済小説・ビジネス小説としての面白さもない
・法律面から見た解説が付されることもなく、物語の中で法律的な論点が提示されることもない
・委員会等設置会社(執行役制度)や従来型の監査役制度、あるいはアドバイザリー・ボードや執行役員制度など、経営機構上の論点を鋭くえぐるような展開もない
・実務的に参考になるような要素もない

同じ著者の他著に感銘を受けた人以外には薦めることができない。

社外取締役の意味は?? ★★★★☆
本書は経済小説であるので、解説書ではないが、個人的には社外取締役の意義・意味を指摘してほしかった。
中身としては面白く読めるのでこの点にこだわらなければよいかもしれない。

社外取締役の是非・功罪・そして「機能と役割」については様々が議論があり、果たしてどうなのか?いらないという経営者もいるし、まったくその逆もあある。

世間知らずのキョージュ達、必読? ★★★★☆
 近年、コーポレート・ガバナンス論議が盛んである。また本書のテーマにも以前から興味があったので、すぐに買った。

 主人公の大学教授は、お飾り的に企業の社外取締役になるのだが、事態の急転から、話の1/3くらいで社外取締役でなくなってしまう。えー?と思ったが、「社外取締役」は依然として話の鍵を握る。

 「社外取締役」自体の仕事にもう少し紙幅を割いて欲しかった。ところどころ、話が出来すぎの感もある。途中まで星3つだったが、終盤まで読んで星4つ。

専門家向き ★★★☆☆
庶民がわかり、楽しめる経済小説希望。これまで経済小説といえば、会社幹部かの身の回りの内容が多く、庶民の関心とは距離が感じられた。きしさんの「黒い家」カドカワとか、江波戸さんの「新入社員」とか、倉橋さんの「卑劣」文藝春秋とか、島村さん?の「冷血生保」講談社とか、われわれとの接点を見出せる本希望。じゃないと、買わないよーん。
取締役の怖さを感じた。 ★★★★☆
「社外」という言葉からして、「社内」の人間よりは責任・権限は必要以上にはないものと想像したが、たとえ「社外」の人間であっても、取締役の地位とあまり無いと思われた権力は、時には、お互いにあった「信用」をも破壊する恐ろしい武器になるのだということを、読み進めるうちに感じた。(現実に置き換えるのは考え過ぎと思いたいが、「事実は小説よりも奇なり」ということわざもあるので。)
数ヶ月前に初めて「社外取締役」という制度を知り、自分とは無関係であったが、同題名の本書を見つけた時、迷わず購入した。期待以上に手ごたえを感じながら読み進めたが、物語の最後の方は少々物足りなさを感じた。