同じ著者の他著に感銘を受けた人以外には薦めることができない。
社外取締役の是非・功罪・そして「機能と役割」については様々が議論があり、果たしてどうなのか?いらないという経営者もいるし、まったくその逆もあある。
主人公の大学教授は、お飾り的に企業の社外取締役になるのだが、事態の急転から、話の1/3くらいで社外取締役でなくなってしまう。えー?と思ったが、「社外取締役」は依然として話の鍵を握る。
「社外取締役」自体の仕事にもう少し紙幅を割いて欲しかった。ところどころ、話が出来すぎの感もある。途中まで星3つだったが、終盤まで読んで星4つ。