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101号室の女 (講談社文庫)

価格: ¥660
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
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どんでん返しのオンパレード ★★★☆☆
短編集です。
一話40〜50ページくらいだけど、話はしっかりしていて、…え゙?という話のオンパレード。

個人的には、わが子が泣いている、が好きだったかな?
良くも悪くも裏切られた感じです。

ただ途中から、どんでん返し慣れしたのか先が読めてしまった話がいくつかあって、ちょっと残念。
あっと驚くどんでん返し ★★★★☆
【101号室の女】
ヒッチコックの『サイコ』のパロディ的作品。映画を知らなくても楽しめるが、
やはり見ておけばニヤリとする場面多数。あんなお母さん、私も嫌だ・・・・

【眠れ、わが子よ】
ちょっとラストに無理があるような気がする。
それに、妻と喧嘩した描写を読んだとき、なんとなくラストまで読めてしまった。

【網走まで】
差出人が別々の手紙で話が進む、想像力を書き立てるスリラー。
花屋は最大の○害者?

【石廊崎心中】
文字通りのどんでん返し。感情移入しやすい人は、一発でやられます。
だけど伏線が弱いかなぁ。もう少しヒントをちりばめてくれれば、最後に
ヤラレタ!って感じが強いと思うが・・・

【恐妻家】
これ、残念ながら別の作品でも読んだことがある。この展開は読めてしまった。
ただ、ラストのゴタゴタは想像して笑える。

【わが子が泣いている】
これは理不尽の一言。石廊〜と同じく、このラストまで引っ張る伏線が見当たらない。

【殺人計画】
笑えます。そして、オチ最高!
必死な筆者とノンキな編集者のやり取りはニヤけてしまう。

【追跡】
「ぼく」の描写を注意深く読むと、ラストが読めてしまいます。
あと、ヤクザがコミカルというか漫画チックというか・・・・・・笑えました。
笑い所かどうか分かりませんが。

【わが生涯最大の事件】
これも「計画殺人」や「網走まで」と同じく、執筆文体の作品。二転三転する犯人像に
手に汗握ること間違いなし。しかし、「こんな描写を執筆できるのか?」と、設定に
問題がある場所多数。

〔全作通して〕
世にも奇妙な物語の原作にもってこい。
思ったとおり ★★★★★
折原さん期待通りのお話でした。
不思議な世界を感じます。 ★★★★☆
ただ、短編ですと本領発揮とまでいかないのでは。
この作者は、長編の方が最後のオチもしっかり
決まってます。この作品は短編集です。
タイトルの101号室の女は、めまぐるしく
状況が変わっていきます。非常に楽しませてくれる
作品です。