インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

<私>のメタフィジックス

価格: ¥2,310
カテゴリ: 単行本
ブランド: 勁草書房
Amazon.co.jpで確認
独我論の語り得なさを語った名著 ★★★★★
 初めて読んだときの衝撃は忘れることができない。
 小学生の頃「他人に心があることを信じることができない」とことあるごとに訴えてくる友人がいた。彼の言わんとしていることを理解していながらも、共感できない居心地の悪さをいつも感じていた。その居心地の悪さの正体が、本書の中に開示されていることに心が震えた。
 子どもの頃にだれもが一度は考えたことのある素朴な疑問を、手放すことができないまま哲学者になった永井均。その言葉には<私>の唯一性に対する実感がみなぎっている。しかし誤解してはいけない。永井の言葉が分かるということは、永井の言葉が分かってはならないということなのだ。永井の独我論は永井一人のための独我論であって、読者の独我論とは決して交わることができない。永井が最も言いたかったのはこの絶対的断絶である。そこから導き出される永井独特の道徳論は、次著『<魂>に対する態度』において結実することになる。
 選ばれた哲学者という言葉が最も似合う永井均。この事実上のデビュー作は、その後いかに思索を深くしても到達できない緊張感にあふれている。永井にしか書くことのできない稀有な哲学書を、同時代人として読むことのできるわれわれ読者は幸せである。
すごい本です。 ★★★★★
本当にすごい本です。
〈私〉と『私』と”私”、この三者の有り様を突き詰める本。
〈私〉の当たり前の比類無さ、在りがたさ、を本当に考えたことのある人しか「分からない」本です。
ついでに言えば、実はラカンの解説書にもなってます(これは中心部分ではないですが)。
☆10ヶくらい。
私はなぜ私なのか・・・・ ★★★★★
〈私〉はなぜ〈私〉であってほかのひとではないのか・・・・。誰でも一度は感じたことがあるであろうこの疑問を手がかりに、自分だけが内側から経験している〈私〉について、分析哲学的視点からアプローチ。知っているつもりでいても本当はよく知らない〈私〉という存在について新しい発見ができるかもしれません。