トンキン堂
★★★★☆
海外渡航を試みるという、大禁を犯した吉田松陰は郷里の萩郊外、松本村に蟄居させられる。そして安政ノ大獄で、死罪に処せられるまでの、わずか三年たらずの間、粗末な小屋の塾で、高杉晋作らを相手に、松陰が細々とまき続けた小さな種は、やがて狂気じみた、すさまじいまでの勤王攘夷運動に成長し、時勢を沸騰させてゆく。
草莽の夢
★★★★★
安政の大獄にて、松陰は斬首… しかし彼は、それ以前に松下村塾にて多くの秀才を育て上げていた。彼の死後、高杉晋作は新たな情熱と共に革命の道を歩み始める。
Books NEOTONE
★★★☆☆
吉田松陰から高杉晋作へ、思想から行動へ、そのバトンタッチを見よ。全く異なる個性が師弟として支えあい、ある時は癒合し、未来を模索する姿は泥臭くて絶妙である。