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火の国、風の国物語―戦竜在野 (富士見ファンタジア文庫)

価格: ¥651
カテゴリ: 文庫
ブランド: 富士見書房
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これぞ傑作英雄譚 ★★★★★
はっきり言って、この作者は天才。
非常に読みやすく世界に気持ちを入り込ませる文章に、魅力的な登場人物と話の展開。
一巻、二巻のうちは普通の面白い小説であるが、中盤くらいから主人公アレスの活躍ぶりが爆発する。
王道といえる話でありながら、あまりの感情のもっていき方の上手さゆえに気持ちが高ぶり、涙がこみ上げてくる。
悲しみの涙ではなく、高揚感をともなった感極まる涙を覚えさせた作品はこれが初めて。
王道ファンタジー ★★★★★
富士見ヤングミステリー賞準入選しました、師走トオル先生が書いたファンタジー小説です。

<<こんなアナタに「火の国、風の国」は絶対おすすめ>>
1、なんか、日常生活が退屈で刺激を求めたいアナタ!
2、とにかくでっかい話とかでっかい食べ物が好きなアナタ!
3、三度の飯よりファンタジーだぜってアナタ!
4、イケメンがいっぱい出てくる話が好きなアナタ!
5、可愛い女の子がいっぱい出てくる話が好きなアナタ!

ですって。
ちなみにこれはこのシリーズを買った時、添付されていた帯の宣伝文句的なものです。

本当にその通りです。これらのどれかに当てはまっている人はこの小説は気に入ると思います。
ちなみに僕は3と5が当てはまってました。てへっ。

そこの君!「イケメンがいっぱい出てくる」で買おうか買うまいか悩んでる君!
心配は無用です。確かにイケメンは出てきますが、その人は中身も漢なので、読者が男だろうが女だろうが惚れます。

ほら、これで安心ですね。
わがままな幼い王女と、その王女に振り回される生真面目な騎士 ★★★☆☆
12歳の少年アレスは、王女クラウディアを護るために、謎の精霊パンドラと契約を結び、力を与えられた。成長したアレスは、父の跡を継ぎ、領地を治める身分となっていたが、王女の無茶な指令を果たすため、王国中を駆け回る生活を送っていた。そして、アレスの留守中に領地が反乱軍に襲われ、陥落した。アレスは再び騎士として反乱軍鎮圧のために戦地に赴いた...

聡明でわがままな幼い王女と、その王女に振り回される生真面目な騎士という典型的な物語です。ただ、騎士と王女の与する王国は、封建制度に胡坐をかく領主という権力者を容認せざるを得ないという問題を抱えており、その領主の横暴に耐え切れなくなった民衆が反乱したという、主人公、敵両方が義を抱えている状態です。どっちが勝ってもそれで良しとはいかない設定をこの先どう料理していくのかが楽しみです。(なんとなく『銀河英雄伝説』を思い出すなぁ)
戦記もの ★★★☆☆
いわゆる「剣と魔法のファンタジー」の世界を下地にした戦記もの。どちらかと言うとファンタジーの要素より戦記の要素が強く、魔術的な要素はやや少なめです。王国軍の騎士アレスと反乱軍の指導者ジェレイドの2人が主人公ですが、この巻はアレスの視点がほとんどで、反乱軍の指導者は登場しません。反乱軍に自身の領地を滅ぼされたアレスが、復讐のため、戦争を終わらせるために王国軍に身を投じる、と言ったあらすじ。

理想に燃えるアレスは現実を知った時に何を思うのか、反乱軍は強大な一国家を相手にいかして自由を勝ち取るのか、持たざる者のためにという理想を除き、立場も思想も何もかもが正反対の2人の主人公が今後どうなるか、期待の大きい作品です。ただ、「主人公が無敵」というシチュエーションが嫌いな方は少し読むのに我慢が必要かもしれません。
主人公はどう転ぶ事やら ★★★★☆
剣アリ魔法アリ貴族アリの王国物語ですね。
主人公も剣で活躍しますし、登場人物の感情も生々しく、悪化する政情等、先が楽しみな作品ではあるのですが、やや気がかりな点も。
一つには、主人公格を二人作ってしまってはいないか、という点です。
銀英伝とかそれくらいの作品に仕上げる自信があるなら話は別ですが、通常、読者は主人公以外の登場人物に、筆者ほどの愛情を注がないものです。
なので主人公格が複数いるのは筆者の独りよがりになりかねない鬼門なのですが、その辺がどう位置づけられているかは、第三巻ではっきりしそうです。
 もう一つ気がかりな点は、主人公の見せ場を作りたいばっかりに、主人公を無理矢理な状況に落としてる印象がある事です。落とし穴に足を突っ込むような感じで陥穽に足を取られる主人公は、お世辞にも格好よくないのですが……
 最後にもう一つ。『これは英雄譚なんだ!』と主張したいのはわかりますが、格好つけ過ぎで、未来予告もしすぎです。きめ台詞が滑ってますし、登場人物が将来の歴史家からどう評される、なんてのは誰の目からもその流れが見えてからで充分です。ネタバラししてどうするんですか。
 主人公が救国の英雄になるのか亡国の英雄になるのか予断を許さない状況が、王国自体の持つ欠点や危機ともあいまって緊張感があっていいのですが、それ以外の部分では作者がどーにも勇み足過ぎなのです。もう少し抑制してください。