男性とは視点が違う
★★★★☆
保険会社に勤める20〜30代の知合いの
OL5人の揺れる心を描いている。
男性の私が読んでも、
読みやすい印象を受けた。
5人それぞれの葛藤する苦しい心を
詳しく深く描いていて、
その決意が固まったところ以降は、
あまり触れないのが特徴。
そこに焦点をしぼっているように感じた。
ただ、他の4人の物語の中で、
ところどころ登場させるところが上手い。
同じ会社にいても男性が見る景色とは
だいぶ違うことに気づかされる。
男性には、程度の差,良し悪しは別にしても
出世というものがつきまとう。
でも、女性の場合は、会社というものが
男社会であることを見切っている。
出世という視点はなく、
常に近い将来の自分を見据えて、
現在を考えている。
少なくともこの物語に登場した女性達は。
その違いを強く感じた。
勇気づけられます
★★★★★
それぞれの女性達が、自分にあった生き方を見つけていくさまに感動しました。私も三十代に戻って人生をやり直したくなりました。著者にはぜひ続編を期待します。
不況のご時世。元気をもらう1冊でした。
★★★★★
生命保険会社に勤務する立場も年齢も異なる5人OLが、仕事の生きる中で自分らしさを見つけだしていく。ストーリーも、会社組織で上手くいっていない、恋の悩みなどとありふれた物語ではなく、やくざと喧嘩をしたりとスリリングであり、またポジティブに皆生きようとしている。不況のご時世。元気をもらう1冊でした。
う〜ん
★★☆☆☆
私の根性がねじ曲がっているからなのか、計算高くてプライドが高くて頑張っちゃってる割には、予定外の男に引っかかってしまう女達…という印象しか残りませんでした。
長いんだから、もうちょっと深みが欲しかったなぁ…
でも解説にも書いてありますが、酒のツマミくらいにはなるかも。
直木賞だけあって、それなりだった。
すばらしい
★★★★★
ぜんぜん知らずになんとなく手に取った本
それがよかったのかどうかはさておき、すばさしかった。
引き込まれた
それぞれのキャラクターがよかった
共感しまくった(男だけど)
おすすめは?と聞かれたら迷わずこれを進める(まあ超有名な作品なんだろうけど)
で、これがあまりに良過ぎて他の篠田節子の作品が読めない