期待が高すぎたため・・・
★★☆☆☆
とあるサイトで絶賛されていたので、ちょうど時間も取れたことがあり、買って読んでみました。途中まではとても感じのよい雰囲気で書かれていて、最後の結末を期待しすぎてしまいました。
終わりは「あれ? これで終わり??」というぐらいあっけなく終わってしまい、何とも物足りなさを感じるお話でした。期待が高すぎたのかもしれません。
お母さんはどんな存在か
★★★★★
不思議に温かみのある挿絵と文章を見比べながら読んで行くのがとても面白い本です。
途中まで同じ悲劇が続き悲し過ぎて読むのを止めたくなりますが、
主人公が悲しみや疑問に向き合って目に見えない、言い難い解決を得て嬉し涙が出ました。
お母さんがどんな存在か、自分はお母さんについてどう考えるか、
理解に至った決定的な部分ははっきりと言葉で示されていなくて、
考える余地を与えてくれる、その書き方が素晴らしいと思います。
"許してくれる人"
★★★★☆
妻の死を認められない父親に「母は生きている」と言われ、それを信じるアルは、とにかく母の面影を求めています。父親のシドがピアニストで、各地を転々としているので、一緒に旅をしながら、街行く婦人に母親の姿を求めているわけです。
印象的なのはシドのセリフです。「母親とは許してくれる人」だというのです。始めは起こるかもしれない、でも、最後には許してくれるのが"母親"なのだと。対照的に、最後まで叱り許さないのが"父親"なのだとも言います。初めて聞いた定義ですが、どちらも愛ゆえに、と言い切るシドの姿を見ていると、なかなか惹かれる定義だなぁと思うのです。
空からの雪が奇跡を起こす
★★★★★
息子を想い、やさしさから旅を続ける父。
雪が降るのを、誰よりも待ち続ける少年。
少年のそばにいつもいる不思議なおばけ。
『ミラクル』は、真っ白な雪のように澄んだ少年の心に癒される、何度でも読み返したく物語だ。
ミラクル
★★★★★
小さい頃の純粋な心、キラキラ感、大人になるにつれてその心は忘れてしまい、思いやりのない大人になっていく・・・・・。
輝いていた頃の自分を思い出したい大人に是非お勧めします。飾り気ない文章と言葉がストレートに読む方に伝わってくるため、優しい気持ちになれます。
[内容]
主人公のアルがクリスマスの夜に遭遇した奇跡、すなわちミラクルなストーリー。そして、アルは大人へと成長していく・・・・・。
クリスマスに子どもに読んであげましょう。