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価格: ¥1,300
カテゴリ: 単行本
ブランド: 小学館
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傲慢と不遜 ★★☆☆☆

残酷な言い方だが、自己責任である。付き合っているうちから、相手の男の誠意のなさに気付くべきであった。気付くチャンスは何度もあったはずである。マスコミで「美人作家」ともてはやされてきた傲慢と不遜を感じる。

産むと、決めたのなら、もう未練は捨てないと。女がすたる。筆者は、意地っ張りで、強がって生きてきたはずだ。別に在日韓国人でなくても、いじめに遭い、平均以下の容姿で、何の才能もないまま、毎日必死に生きているのである。さらに、役所の窓口で横柄に応対されるのは韓国人だけではない。

一方で、東由多加という末期がんの男。ガンとは、これほどの苦痛を強いるものなのか。それにしても、なぜ?
何か、劇作家の不自然なフィクションを読んでいるようなストーリー。でも、筆者の人生は自分でも予想しない方向に転がって行っているのかもしれない。自分で、それほど重大な選択をしたという記憶もないままに。

この本は今から10年前の執筆。今年、彼女は42歳。もう容姿端麗作家では売れない。でも溜まった借金は返さないと。何とか「売れる本」を書かないと。やはり「女」を切り売りした本になるかな。


生まれてくる命と、死んでいく命 ★★★★☆
生まれてくる命と、死んでいく命の2つの視点で、
生きることを描いた実話。

正直、いまでも柳美里さんは好きな作家ではないが、
この本だけは正直に良いと思った。


私記のわりにストーリーの展開が激しすぎる感があるが、
それだけ作者の感情の揺れ幅が感じられた。

生き方や死に方。
この本で書かれていることが全てではないが、
これから生きていくための参考書として、
1人の生涯を受け入れてみる良い機会になった。
感動しま   せん ★☆☆☆☆
柳氏は文章は確かに上手いと思うが、在日朝鮮人であること女であることを武器に小説を書いている気がして厭な感じだ。
問題になったデビュー作は仲間を、このシリーズでは東氏をうまく利用して文を書いている。まわりの人を巻き込んでエキセントリックに自分に酔っているようで鳥肌がたってしまう。
この人を何かに喩えると「へび」
薄暗い湿地で怨みつらみを抱えているへびに思えてしかたない。
何?が伝えたかったのだろう? ★☆☆☆☆
私にとって、柳美里さんと言う人を嫌いになるのに十分な本でした。共感もできなければ、感動もしませんでした。復讐のために出産したの?死ねば何でも型が付くと思ってるの?と腹立ちを感じました。東さんの死については、ご冥福をお祈りするばかりですが・・・。
ひたむきさ。 ★★★★☆
以前のエッセーでは「子供を産まないことが母への復讐」という
文章を書かれていたのですが、そんな彼女が産むことを望むように
なる軌跡には深く感じるものがありました。

正直すぎることは人を傷つけるだけではなく自分をも生きにくくして
しまうものだけれど、それでも正直にしか生きられない美里さんの
ひたむきさを賞賛したいと思います。

文章もデビュー時に比べて、円熟味が出たような。

ずっとテーマにしている「家族」についての考え方も変わっていくの
でしょうね。
これからの美里さんが書いていくものも楽しみです。