気功の本といえば、さまざまな功法が写真やイラストで紹介されているものがほとんどです。しかし、本書は前半で気功の全体像が解説され、後半で気功の基礎の実践法が紹介されているので、気功入門者には最適の本だと思います。

理論と実践の両面から気功を解説しているが、とくに理論面は概論としてよくできており、込み入った気功の分類や歴史を知るのに最適。現代にまで至る中国気功の歴史はとても興味深いが、残念ながら10年以上前の本であるため、最近の動きはわからない。続刊に期待したい。