目次をみるとおはなしはよっつ。
息子はひとつめから読みたいというので、読み進めていくと、
アレ、よっつめのおはなしが終わったのに、そこから違うおはなしが
途中から始まってる…。
こりゃ乱丁だよ、でも37版だよ、ノンブルもあってる。あれれれ?
最初に戻ると、ひとつめのおはなしの前に、題名も書いてない章がある。そこを読み進めて、よっつめの先の続きを読むと…。
いやあ、息子と二人で「この本すごいや、すげえおもしろい、まいった!」と、思わず騒いでました。
一番最初から素直に読んでいれば
「ふーんなるほどな、うまくできてるな」くらいの感想だったんだけど
後で、仕組みに気付いたもんだから感動もひとしお。
少し涙出た。作者の、子どもを楽しませようという気持ちに。
もちろんおはなし自体はよっつとも良かった。
ほんわかのんびりしてて日本語訳も少しちぐはぐな感じがピッタリで。
小さな見過ごしてしまうような出来事が丁寧に丁寧に書かれていて。
これだけじゃなんだかわからないかも知れませんが、
アーノルド・ローベル&三木 卓は、はずれ、ナッシング。
でも頭にいいネズミくんは時間かせぎを・・・
どこの世界でもネズミくんは頭がいいようです。
人のいいいたちくんはネズミの話をまにうけて・・・
ちょっと長めですけれど、いつもいっきに読んでしまいます。
自分で読めれば、なおおすすめ。
我が家のお気に入りの1冊です。