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春の雪―豊饒の海・第一巻 (新潮文庫)

価格: ¥767
カテゴリ: ペーパーバック
ブランド: 新潮社
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清顕がイメージにあわない・・・。 ★★☆☆☆
ちょっとこの漫画版は期待はずれ。悪いわけではないけど
主人公の清顕がイメージに合わない。表情に喜怒哀楽が出すぎ。
(聡子と結ばれてからは、それでもいいと思うが前半部分違和感)
池田理代子作品にありがちな説明の多さも気になった。
清顕と聡子の雪見が人力車だったり、観劇が歌舞伎だったり
映画版より原作に忠実だったりするけど・・・うーん、私は
あまりお薦めしません。
仏教のお勉強かも ★★★★★
美しい話。
映画化になり竹内結子さんがもちっと自重されたらよかったかも。
美しさを保ったまま映画公開になったのにさ。
この映画のために「裾持ち」をされた方も映画の時代考証に参加したのに。
大学で文化史を学ばれた方はご存じかと思いますが文中にある
仏教の概論は大学で学ばれるものと同じ。それを話の中できれいに
とり入れています。それが上手でNO.1といわれるのが司馬遼太郎氏です。
それに追従するかと思われます。
書名がよく表している話の内容。知性あふれる文章で力量がある。
深い文章を書いて描く方と尊敬します。
好き嫌いの問題では。 ★★☆☆☆
愛読する藤沢周平の「蝉しぐれ」の書評に「春の雪」の方が3倍ぐらい良いとの書評があ
ったので、久しぶりに三島の著作を読んでみた。全く異質の小説なので比較は不可能と思
うが、どちらが好きかと言えばやはり「蝉しぐれ」が好きである。
 「蝉しぐれ」は、青年武士の成長ものがたりで、人間、逆境にもめげず、こつこつと研
鑽を重ねて努力することが、いかに大切かという事を痛いほど感じさせる。悲恋ものであ
りながら、読後感は、さわやかである。
 文体は、シンプルでありながら、情景が目に浮かび、まるで読者が作中人物になって小
説世界の中を歩いているような錯覚さえ起こす。いわば、わび・さびを感じさせるもの。
 一方「春の雪」は、屈折した青年心理を描いた破滅型に近い内容で、悲恋と言えば悲恋
だが、読後感は悪い。文体も時に食傷気味になるような絢爛豪華な装飾に満ちている。
西洋的と言えば西洋的である。おそらく藤沢周平が描いたら、3分の1の分量ですんだ
だろう。(藤沢周平の著作の中身が薄いということではない。)
 藤沢周平は、1編を除き、時代小説しか書かなかった為、純文学ファンからは、大衆小
説作家扱いされているが、その力量は、余りあるものがある。特に「又蔵の火」のような
初期の情念に満ちた作品は、三島が生きていたら、絶賛したのではないかと思う。
 唯一の世話物の長編「海鳴り」には、圧倒された。しばしば不倫小説の汚名を受けるが、
人生のすべてが入っていると言っても過言ではない。
溢れる美意識 ★★★★☆
【豊饒の海】の第1部です。
映画化もされて有名ですが、作品中に流れる独特の空気や世界観が、
ただもう美しく圧巻です。
綴る日本語や描写の美しさも然る事ながら、舞台となる貴族社会の儚さや、
主人公である清顕と聡子の外見、内面、生き方、振る舞いの優雅、
叶わぬ恋の激情の最中で、偏執した感情と狂気、命がけの恋を貫く強さと美しさ。
三島文学独特の美学ではないでしょうか。
ほんと日本語って美しい!
ストーカーの原型か? ★★★★★
【ネタばれ】

春の雪が降る中での人力車内での密会のシーンなど

「恋愛」小説には絶好の美しい背景が構築されていながら、

普通の恋愛小説のようには話が進んでいかない。

聡子が髪を下ろしたのは、一時的に身を隠して

将来自分といっしょになるためではないのか?という

「ありえない」希望をき清顕が抱くあたり、そして

一目聡子に会いたいと願う清顕の願いが受け入れられないのは

門前まで車を乗り付けるという気の緩みがあったからではないか?

病気を押しても、歩いて会いに行けば許してもらえるのでは?

などと不思議な自問自答に終始しながら衰弱していくあたりに

残酷なリアリティを感じました。

こんな自分ひとりで生きているような男が、これから後、どうやって

現実の中で生きていくのか?

明治維新の時代の気骨のある祖母は、清顕を現実に着地させられるのか?

また、生きていく力はなくても松枝家の財力がそれを許すのか?

などと思いながら読み進んでいたら、清顕は死んでしまいました。

『奔馬』はどう展開するのか楽しみです。



株式会社手塚プロダクション ★★★★★
日本文学史上に残る最高傑作。
流れる文章は形容の仕方がありません。
自らライフワークと称した4部作で、夢と転生をテーマに、唯識思想や能などの東洋の伝統を敷き詰め描かれています。
この物語を完結させた日に三島は自ら命を絶ったのです。
最近では川上未映子さんなど気鋭の新人が登場していますが、日本文学の最高峰は間違いなく三島です。
天才三島と肩を並べられるのは、やはり手塚治虫でしょう。
さくら書房 ★★★★★
三島由紀夫の絶筆となった壮麗な輪廻転生の物語「豊饒の海」四部作の第一巻。タイトルから容易に想像できる世界─儚い現世の戯れ─というにはあまりにも美しく、生死を超え転生の巨大な環に至るまでの人間の至上の営為を一組の男女の悲劇的な恋愛に託した物語です。これ以上ない完璧な美の世界に久しぶりに心酔し、さらに物語を優雅絢爛たらしめる三島文学の美をじっくりと味わいました。「青く、不定形な、霧のような悲しみのたちこめているこの国の、もっとも繊細でもっとも美しい一点」に執着した主人公・清顕の行き着く先は‥。清顕は「今、夢を見ていた。又、会うぜ。きっと会う。滝の下で」この言葉を残してその気高き美に殉じます。行く先をさえぎり、頬を寄せ合う美しいふたりの顔に降りしきる雪。手をさしのべて触れようとしたとたんに消えゆく雪の中でしか確実な愛を確認することのできなかったふたり。清顕の彷徨える魂は森羅万象を、時を、死をも超越して、ふたたびこの世に甦ることができるでしょうか。 
コンフォート・チェア ★★★★★
矜り高い青年が、〈禁じられた恋〉に生命を賭して求めたものは何であったか? ――大正初期の貴族社会を舞台に、破滅へと運命づけられた悲劇的な愛を優雅絢爛たる筆に描く。物語を書くために生まれた男、三島由紀夫が、輪廻転生と、青春の絶頂での死をテーマに、四代にわたる転生と、そのすべてを傍観する男を描ききった名著。
Worlds ★★★★☆
三島です。三島というと、同時代人ではない者にとっては、楯の会、切腹、と思想色が強いイメージがあり、作品もなにかテーマを強く押し出したものを書くのではないか、というイメージが残るのですが、実際の作品はそうでもないです。金閣寺もいいですし、潮騒とかそういうはっきりしたものもいいのですが、僕としては豊饒の海四部作を薦めます。愛だ恋だのもありますが、それより、人は生きていくんだ、という感じが、四部作を通じて流れていて、それが三島特有のくどい、けれども美しく流れる文章でつづられていきます。なかなかいいですよ。ひどくまじめに書かれた本だと、僕は思います。
はまぐり書店 ★★★★★
禁じられた恋に命を懸ける青年と、令嬢の愛。哀しくも美しい恋。
目玉堂 ★★★★☆
この秋映画になっていた「春の雪」の原作です。豊穣の海という四部作の第一章で、大正時代の華族の悲恋を画いたものです。映画は映画でいい味をだしているのですが、小説だと登場人物の繊細な心の動きまで掴み取れて、世界観にはまれると思います。なお、この作品は単なる悲恋ではなく、ここから先に始まる輪廻転生の序章にすぎません。第二部、第三部と壮大な物語が進んでいくのです。
黒猫楼 ★★★★☆
読んでてすごい動悸が激しくなりました。華美、豪奢、優雅。美貌の青年と、美しい女性の恋の話なんですが。それを取り巻く人々の話がとてもなまめかしい。老女の猛進だとか、優秀な青年の見栄だとか、ふたりの王子の孤独とか。今回私は主人公の友人でふたりの恋路をフォローする、本多の立場で終始読み通したような気がするのですが、時間が経てば次は誰のポジションになるかなぁと思いました。
*読書の森* ★★★☆☆
維新の功臣を祖父にもつ侯爵家の若き嫡子松枝清顕と、伯爵家の美貌の令嬢綾倉聡子のついに結ばれることのない恋。矜り高い青年が、〈禁じられた恋〉に生命を賭して求めたものは何であったか? ――大正初期の貴族社会を舞台に、破滅へと運命づけられた悲劇的な愛を優雅絢爛たる筆に描く。現世の営為を越えた混沌に誘われて展開する夢と転生の壮麗な物語『豊饒の海』第一巻。
※星は期待度
Right★Caffe ★★★☆☆
新の功臣を祖父にもつ侯爵家の若き嫡子松枝清顕と、伯爵家の美貌の令嬢綾倉聡子のついに結ばれることのない恋。矜り高い青年が、〈禁じられた恋〉に生命を賭して求めたものは何であったか? ――大正初期の貴族社会を舞台に、破滅へと運命づけられた悲劇的な愛を優雅絢爛たる筆に描く。現世の営為を越えた混沌に誘われて展開する夢と転生の壮麗な物語『豊饒の海』第一巻。
datenshiの不埒な本たち ★★★★☆
三島由紀夫の大長編1巻目です。禁断の恋、にしては稚拙な感覚の主人公松枝清顕を巡る物語。「小説」として捉えるとどうか?とは思うが、輪廻転生のテーマ自体は興味深い一冊。
とくとくっと読める本棚 ★★★★☆
風景描写・心理描写のすばらしさに、グイグイ惹きこまれます。
かなり哲学的で難しい表現もたくさんでてきますが、「あー、わかるわかる」ってうなずけるところもたくさんあります。
思っていたよりも、恋の駆け引きが複雑じゃかったです。でも彼らの考えていることはプライドだったり、世間体だったり、すごく今のあたしたちにも生々しくあてはまるような内容で、読み応えがありました。もちろん、恋以外のことで考えさせられる部分も多くありました。
映画も観ましたが、やっぱりあの短い時間じゃこの世界観を表現するのは無理だったかな、と思います。
物語に隠されているたくさんの伏線を、続きを読みながら楽しんでいきます。
本の部屋 ★★★★☆
映画化!10月公開。主題歌は宇多田ヒカル。行定勲/妻夫木聡、竹内結子。◆ようやく読了。私にはちょっと読みにくい文でしたが、きれいな日本が表現されていたと思います。4部作らしいので、続きも読んでみようかな?
どくだみ書店 ★★★☆☆
映画化された本って、先に読む派?後で読む派?わたくし、どきんは先に読む派です。三島文学に親しみのない人でも、このストーリーの、濃いドラマっぽさなら、確かに読めるかも。難しい言葉遣いや、雅な言い回しなどが多用されていますが、それもまた舞台装置としていい感じ。この作品自体に、さほど心動かされるものはなかったのは正直な感想ですが、三島文学入門のきっかけになるかもしれないので、おおむね良しとしておきます。(えらそう?)
きよこの本屋 ★★★★★
聡子という非常に魅力的な女性ですが、私は彼女が幼いころから清様をひとすじに思い続けてきた気持ちには共感できるのですが、やがて終末を迎えたときにきっぱりとそれを受け入れたのには違和感がありました。
私はもっとみれんたらたらだよな~。

でも、この聡子はきっと作者の理想の女性なんだと思います。
また、それ以上に作者の美学の投影なんだと思います。
清様の最期もありありと「滅びの美学」を実践しています。

また、この作品は二人の悲恋物語かというと、そうではないでしょう。
二人の物語は表看板で、本当に作者が描きたかったものは何なのか。
まだわかりません。
『奔馬 豊饒の海(二)』を読んで考えよー。
favorite books ★★★★☆
映画化されるということで注目を集めている作品。私の脳内では主人公松田龍平・綾瀬はるかで映像化されていました。三島由紀夫の思考が主人公・清顕や友人・本多の身を借りて語られています。中盤当たりまでは主人公の身勝手さにいらいらしてしまいましたが、後半はラブストーリー色が薄く、静かな心で読めました。
★★★★☆
映画化されるそうです。ページ数もおおくて読みきるか心配してたのですが、なんとか読み終わりました。分かるところもあれば、難しい内容のところあったような気がします。
株式会社 新潮社 ★★★★★
三島由紀夫、没後35周年
雑種書店 ★★★★☆
こちらも映画化された作品。漫画にもなるそうで、さらに迷ってしまいます。
大倉山猫書店 ★★★★★
輪廻転生。武道。少年。
ずっと読んでいたかった。
ダンディズムのぺるそな ★★★★★
輪廻転生を描いた、豊饒の海四部作の第一巻。貴族社会の中での儚い恋物語。叶わぬ恋は常に美しさを帯びており、純粋な青年は夭折の運命をたどる。時代を超えた普遍の真理が、四巻を通して描かれています。
歴史・恋愛・等文庫Shop ★★★☆☆
有名な豊饒の海四部作。戦前戦後を駆け抜ける若者の魂。真実と虚偽が巨大な重さでのしかかる。まれにみる文学大作。
歴史・恋愛・等文庫Shop ★★★☆☆
有名な豊饒の海四部作。戦前戦後を駆け抜ける若者の魂。真実と虚偽が巨大な重さでのしかかる。まれにみる文学大作。
歴史・恋愛・等文庫Shop ★★★☆☆
有名な豊饒の海四部作。戦前戦後を駆け抜ける若者の魂。真実と虚偽が巨大な重さでのしかかる。まれにみる文学大作。
純文学で勝負 ★★★★★
四部作「豊饒の海」の第一巻である。自尊心は高いがか弱い美少年の松枝清顕は、美しさのためだけに生きていた。自分の美しさに対する誇りゆえに、彼にとって恋とは本来不可能なものであるはずだった。そのような彼を恋に導いたものは何だったのか。作品全体の雰囲気はじっとりとしていて甘美さを感じる。優雅とはこれほどまでに脆いものなのか。大正期の貴族社会における情熱的な恋愛を題材に、三島由紀夫の美意識が濃縮された一冊である。
桜花堂書店 ★★★★★
天上的な美しさを誇る三島文学の最高傑作!(…と、私は思う)
哀しい恋の物語を、バロック調の装飾過多コテコテの文章で彩って、優雅の極致に酔いしれる、まだ読んでないあなた、金閣寺や潮騒よりも、まず春の雪を読んでみましょう!
twink-books ★★★★★
三島の中でも、この世の小説の中でも一番好き。内容は儚い恋愛ものです。矛盾をはらんだ。松枝清顕という人物に、魅了されてしまいました。小説で、こんなに魅了された人物はいません。とにかく美しいけれど、ただ耽美なだけではなくて、深い。三島の最後の輪廻転生四部作の一作目なのです。
譚詩書店 ★★★☆☆
「豊饒の海」の第1巻。初めて読んだ時、圧倒されました。美しい世界です。
SWEET☆プリンセス ★★★★★
もう、この二人何がしたいんだかわかりません。背徳感が二人を燃え上がらせるのでしょうーか。でもすっごい綺麗!
いねむり書店 ★★★★★
三島由紀夫の遺作、「豊饒の海」の第一巻。輪廻転生を扱った大作だが、この一冊だけでも充分に楽しめる。松枝侯爵家の嫡男・清顕と綾倉伯爵家の令嬢・聡子との禁じられた愛。流麗な文章でつづられる悲恋の物語は何度読んでも飽きない。四巻のラストへと続く伏線も序盤から散りばめられており、それも注意したいところ。
オケアノスの箱 ★★☆☆☆
読了理解難易度2.7
らいおんしょてん ★★★★★
私が今まで読んだ本の中でベスト作品「豊饒の海」第一巻。ロマンチックで切ないこの「春の雪」は4巻の中で一番好きな作品です。もう1回読みたいな。文句無しの5つ★
寿ことぶき書店 ★★★☆☆
三島由紀夫先生の遺作となった豊饒の海の第一巻にあたるのがこの作品です。時を変え、場所を変え、あなたは生まれ変わる4人
の人生を本多と共に辿ることになります。最近の小説や海外小説にはこの風景描写は書けないでしょう。美しい織りなすように編まれていく物語に、おもわず「凄い!」と叫ばずにはいられない一冊です☆
コジマブックス ★★★☆☆
息苦しいほど華麗な世界。
八月書房 ★★★★★
「豊饒の海」シリーズ第1巻。本多繁邦という男が、青年時代から老年時代にわたって物語の案内人を務めるという構成になっています。本書では、輪廻というテーマを巡る長い遍歴の発端となった、学生時代の同級生・松枝清顕の失恋と自殺が語られます。第2巻「奔馬」でくじけそうになるかもしれませんが、最後までしっかり読み通しましょう。
ノスタルジック九月堂 ★★★★★
豊穣の海の第一巻。今秋映画化される。本当に面白くて、主人公の恋愛もなのだけど、友人の本多の思考とかがとても興味深い。恋愛が悲恋であるほど、純粋さが際立って美しいものであるのかなと思いました。
玉山 伽藍堂 ★★★☆☆
映画化。悲恋ものがウケる昨今、この話に人気がでるのもわからないでもない。しかし、巻が進むにつれ・・・
ぬまぬまの「不識寺」 ★★★★★
仏教理解の入門として小室先生もお薦めの「豊饒の海 4部作」第1巻では幼なじみ同士の清顕と聡子の悲恋を描いた。18歳の清顕は珍しいほどの美少年だった。そんな彼は何の苦労も知らず、何事にも興味がなかった。ただ自分の「感情」のみをただ一つの真実だと思っていた。そんな彼が自分を愛していると軽んじていた聡子が絶対に確実に手の届かないものになった瞬間「彼」は変わってしまった。不可能に歓喜した。『今こそ僕は聡子に恋してる』絶対の不可能がかえってそれを確実にした。純潔な不倫と清純な恋愛とどちらが純粋なのだろう。一人の恋している情熱的な青年は感情の戦場で戦死するべきだと思った。聡子は唯識を宗とする法相宗の寺で尼になってしまった。清顕は唯一の友人本多に遺言した。「また会うぜ、きっと会う。」 
Well done ★★★☆☆
こちらも映画での歌に翻弄され、子供が読み始めたものの、やはりなかなか読み進まない。